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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は17日、2007年11月の移動電話国内出荷実績において、ワンセグ対応機の出荷台数が非搭載の携帯電話を上回ったと発表した。 11月の携帯電話の出荷台数は前年同月比106.3%の480万7,000台で、そのうちワンセグ対応機が同592.2%の280万2,000台、ワンセグ搭載比率は58.3%となり、初めて搭載率が50%を超えた。なお、同協会で公開しているワンセグ対応携帯電話の累計出荷台数は、2007年10月時点で1,478万3,000台となっている。 同協会では、「本格的なワンセグ放送時代に向け、機器の準備が整った」としている。
ワンセグは2006年4月1日より本放送を開始。auでは、2005年12月より同社初のワンセグ対応端末として、「W33SA」を発売。NTTドコモも2006年3月より「P901iTV」を発売した。また、ボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)も「Vodafone 905SH」を2006年6月より発売開始。 シャープ製端末の905SHは、同社の液晶テレビ「AQUOS」と同じブランドを冠した「AQUOSケータイ」と呼ばれ、ディスプレイのみ90度回転する独自機能「サイクロイドスタイル」などの特徴から人気となった。以後、開発メーカー各社のテレビのブランド名を冠したワンセグ端末が多く見られるようになった。 携帯メーカー3社ではauが最も早くワンセグ対応モデルのラインアップ拡充を開始。2007年発売モデル以降は、常に新モデルのうち半分以上をワンセグ対応とするなど、ワンセグ端末のラインアップを増加した。 NTTドコモも、2007年秋冬モデルの905iシリーズからは10機種中8モデルで、705iシリーズは13機種中5モデルで対応するなど、ワンセグ搭載モデルを本格投入しはじめた。ソフトバンクモバイルも2007年秋冬モデルにて、10機種中6機種が対応している。 □JEITAのホームページ ( 2008年1月18日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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