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アニメイトがブロッコリーの主要株主に
-合弁会社「アニブロ」設立。同名店舗を新規出店


1月23日発表


 株式会社アニメイトは23日、株式会社ブロッコリーの発行済株式の11.31%を取得し、主要株主になったと発表。その上で両社が業務提携を行ない、合弁会社・アニブロ株式会社を設立。新ブランド「アニブロ」で、アニメグッズショップなどを出展する計画を明らかにした。

 アニメイトは、ブロッコリーの発行済株式の11.31%、370万株を保有していた株式会社デジタルアドベンチャー(株主順位第2位)から、株式譲渡により全株を取得し、主要株主となった。アニメイトからブロッコリーへ、役員、および営業部門の要員が派遣される。今回の株式取得はブロッコリーとの業務提携の強化が目的だという。

 設立する新会社アニブロの資本金は2億円で、アニメイトが70%、ブロッコリーが30%を出資。社長にはアニメイトの社長でもある、高橋豊氏が就任する。新ブランド「アニブロ」名で新規出店を行ない、顧客層の拡大を目指すと同時に、両社の既存店舗の運営でも協力。店舗運営の効率化を図り、「地域の完全No.1店舗を目指す」という。

 新会社は、各作品のグッズなどの販売権を積極的に取得。両社に対して商品を供給するとともに、両社および新会社で製品開発も共同で実施。販売、仕入れ、物流についても効率的なシステムを開発し、両社での利用を進めるという。ほかにも、新会社において両者の人材教育を実施することなども提携内容として挙げられている。

 ブロッコリーは東京・秋葉原を中心に、主に男性向けのアニメ関連商品、コミック、ゲームソフトなどを取り扱う店舗(ゲーマーズ)を15店展開。一方アニメイトも同様にアニメやコミックなどの商品を総合的に取り扱う直営店「アニメイト」を全国に約80店舗展開。女性向け作品の関連商品、グッズなどの販売を得意としており、池袋本店はK-BOOKSと並び、女性のアニメ/コミックファンが集まる通称「乙女ロード」の中心的な存在になっている。

 しかし、昨今ではフィギュアなど、アニメ/コミック関連商品を取り扱う大型量販店も増加し、競争が激化。両社は男性向け、女性向けそれぞれの強みを活かし、アニメショップ市場の拡大を目指し、業務提携に至ったという。提携の基本方針には「わが国のアニメ業界の発展に寄与するとともに、今後の中長期的な発展、および展開のビジョンを共有すること」なども含まれている。

□アニメイトのホームページ
http://www.animate.co.jp/
□ブロッコリーのホームページ
http://www.broccoli.co.jp/
□アニメイトとの資本・業務提携及び合弁会社設立に関するお知らせ(PDF)
http://www.broccoli.co.jp/company/pr/pdf/080123_pr_teikei.pdf
□主要株主の異動に関するお知らせ(PDF)
http://www.broccoli.co.jp/company/pr/pdf/080123_pr_ido.pdf
□保有有価証券の売却のお知らせ(PDF/デジタルアドベンチャー)
http://ir.eol.co.jp/EIR/4772?task=download&download_category=tanshin&id=520307&a=b.pdf

(2008年1月23日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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