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株式会社ユビキタスは、ホームネットワーク機器向けのDTCP-IPコンテンツ保護ソリューション「UbiquitaousSAFE」に、業界初となるDTCP-IP Ver.1.2対応ソフトウェアライブラリを追加。機器メーカーなどに提供を開始した。 DLNAガイドラインに対応した機器間では、DTCP-IPによるコンテンツ保護機能を利用することで、レコーダなどで録画したテレビ番組コンテンツを、ネットワークを介して対応テレビなどで視聴できる。 DTCP-IP v.1.2は、こうしたネットワーク経由のストリーム再生に加え、機器間のコンテンツの「ムーブ(移動)」が可能となる。2007年6月に仕様が策定したが、対応したソリューションは「UbiquitaousSAFE」が初となる。 Ver.1.2準拠のソフトウェアライブラリを使うことで、デジタル家電機器間でネットワークを介したコンテンツのセキュアなムーブを可能とする。また、デジタル放送の新しい録画ルール「ダビング10」においても、コピー回数制限付きのデジタル放送コンテンツを別の機器にコピーする場合、「ムーブ」への対応が必須となる。そのため、ユビキタスでは「今後ホームネットワークでは必須機能になる」と予測している。 UbiquitaousSAFEは、DTCP-IPだけでなくWindows Media DRMや、Marlin DRMなどの著作権保護規格に準じた暗号化ソリューションを実現するソフトウェアライブラリ。DTCP-IPライブラリは、約50KB程度のコードサイズで、DTCP-IPサーバー/クライアントの双方に対応可能という。 また、組み込みLinux向けのDTCP-IPライブラリも提供開始。Linuxを搭載したテレビやレコーダ、STBなどでの採用を目指すという。
( 2008年1月30日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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