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セイコーエプソン株式会社は31日、3LCDプロジェクタ用の高温ポリシリコンTFT液晶パネル(HTPS)と組み合わせて利用する光学部品として、無機材料を採用した「光学補償板」の量産を開始したと発表した。
従来の3LCDプロジェクタでは、有機材料を採用した光学補償板が採用されていたが、今回開発した補償板では、無機材料を採用。HTPSへの最適化が図られているほか、光の拡散を抑えることで透過率を向上。従来の補償板と比べて、コントラスト比を最大34%、透過率を平均3%向上しており、採用したプロジェクタの高コントラスト化、高輝度化が実現可能としている。 今回量産を開始した補償板は、D7世代の製造プロセスを採用する解像度1,024×768ドットの0.8型HTPSパネル「L3P8X-8シリーズ」に対して適用が可能。なお、補償板の寸法を変更することで、他サイズのHTPSにも応用できるとしている。 □セイコーエプソンのホームページ ( 2008年1月31日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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