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三菱電機株式会社は14日、光源に3原色のレーザーを使用した大画面テレビ「レーザTV」を開発したと発表した。今回開発された試作機は、65型で厚さ10インチ(約25.4cm)を実現している。 レーザTVの最大の特徴は、3原色のレーザーを光源に採用したこと。発散角の小さなレーザー光の特長を活かして、光学系を小口径化するなど、光学系全体を小型化した新開発のレーザー専用「超広角光学エンジン」を搭載している。 さらに、薄型対応スクリーンや筐体構造、小型のレーザー駆動電源などの採用により、「壁掛けも可能なコンパクトスタイルを実現した」(同社)。また、新開発の小型高性能冷却装置の搭載により、レーザー光源の寿命も十分に確保できているという。
同社では、「通常の液晶テレビに比べて2倍の色再現範囲や高いコントラスト比を実現し、動画に強い極めて高品位な映像を提供できる。液晶テレビやプラズマテレビでは再現不可能な鮮やかな画像を表示可能」としている。 さらに、専用メガネによる3D動画表示にも対応しており、通常のテレビ放送と3D動画とを同じレーザTVで表示することも可能となっている。 今回開発された試作機につていは、これ以外の詳細な仕様は非公開だが、同社では「従来のテレビの画質を一新する高画質と、斬新なコンパクトスタイルを備えた新カテゴリーの大画面テレビの実現を目指し、北米で2008年中に発売する計画」としている。 □三菱電機のホームページ ( 2008年2月15日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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