ぷららでは2004年7月から、NTTのBフレッツ、またはフレッツ・ADSL回線を用いた多チャンネル放送/VODサービス「4th MEDIA」を提供。一方、同じNTTグループではNTTコミュニケーションズが「OCNシアター」を、オン・デマンド・ティービーが「オンデマンドTV」を展開しており、グループ内にSTBを利用したテレビ向け映像配信サービスが複数存在していた。

　そこでNTTグループでは、3つの統合を計画。「OCNシアター」と「オンデマンドTV」をぷららに事業譲渡し、「ひかりTV」という新しい名称のもとに統合。NTT東西の次世代ネットワークサービス「NGN」を用いて、新映像配信サービスとして提供を予定。高画質・高品質の映像配信をメインに、地上デジタル放送の再送信も予定している。

　この方針は2007年11月に発表されており、今回「ひかりTV」というサービス名や、ぷららの社名変更などが決定した。なお、サービスの詳細については「決まり次第別途公表する」としている。また、サービス開始に向け、アイキャストとオンラインティーヴィが3月1日に合併を予定。アイキャストが存続会社となり、「ひかりTV」の事業者になるという。NTTぷららはこのアイキャストに、資比率で20％、金額で600万円の出資を行なうことも発表している。