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ヤマハ株式会社は、シアターシステム「シネマステーション」の上位モデルとして、2.1ch構成の「DVX-1000」を4月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19万円前後の見込み。本体カラーはブラック(B)。 フロントスピーカー2本とサブウーファ、DVDプレーヤーなどを内蔵するコントロールセンターをセットにしたシアターシステム。ヤマハ独自のバーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND」を強化した「AIR SURROUND XTREME」を採用し、2本のフロントスピーカーのみで、バーチャル7.1chサラウンドを実現するのが特徴。 AIR SURROUND XTREMEでは、バーチャルサラウンドに用いられるHRTF(頭部伝達関数)の精度向上などにより、音質劣化や不明瞭な定位感などを抑制。「バーチャルサラウンドの概念を超えた高音質を実現した」という。 新型の頭部モデル開発などにより、独自の次世代HTRF技術を完成させ、人間の可聴帯域をカバーできる24kHzまでの周波数帯域を世界で初めて保証。利用者の頭部形状の違いに依存せず、リアルな定位感や方向感を再現可能とした。新開発のバーチャル7.1ch技術も搭載する。 マルチチャンネルの音場を崩すことなく、視聴エリアを左右に移動できる「ポジション機能」や、2~3人が横に並んで視聴する場合に、最適視聴エリアを拡大できる「WIDE」モードなどを装備。サラウンドモードとして、映画向けの「MOVIE」や音楽向け「MUSIC」も備える。 フロントスピーカーは密閉防磁型の2ウェイで、ウェーブガイド付きの2.5cm径ソフトドームツィータと11cm径のコーン型ウーファ、1mm径の巻線による角線大型コイルを採用したネットワークなどで構成。キャビネットはアルミ製で、再生周波数帯域は100Hz~20kHz、最大入力は100W、インピーダンスは6Ω。 アンプ部の最大出力は総合280Wで、フロント90W×2ch、サブウーファ100W。 サブウーファ部は16cm径ドライバユニットを内蔵。独自の「アドバンスドYST方式」を採用する。また、オーディオ系回路をサブウーファのキャビネットに内蔵。デジタル/映像系回路と分離することで、高音質化を実現。音楽CD再生時には、映像系回路を停止し、音質を高める「オーディオダイレクトモード」も備える。 DVDプレーヤー部は、DVDビデオのほか、DVD±R/RWやVRモード/CPRM記録のDVD-R/RWもサポート。DivX/DivX Ultraなどの映像ファイルや、MP3/WMA音声ファイルの再生にも対応する。 HDMI出力を1系統装備。ファロージャDCDiチップによる最大1080pまでのアップスケーリングに対応。ドルビーデジタル/DTS/AACデコーダも搭載し、リップシンクもサポート。 HDMI以外の出力端子は、コンポーネント、D2、S映像、コンポジットとアナログ音声出力を各1系統備える。入力端子は光デジタル音声、AUX(RCA)、AUX(ステレオミニ)を各1系統装備。 USB端子を装備し、USBメモリなどに保存した対応ファイルの再生が可能でWM DRMもサポート。また、同社製アンプなどに採用される音質改善機能「ミュージックエンハンサー」も搭載。AM/FMチューナも内蔵する。 外形寸法/重量は、フロントスピーカーが145×178×262mm(幅×奥行き×高さ)/2.9kg、サブウーファが230×440×477mm(同)/16kg、コントロールセンターが435×208×38~78mm(同)/3.2kg。リモコンなどが付属する。 □ヤマハのホームページ ( 2008年3月6日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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