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ソニーは11日、演劇、ミュージカル、オペラなどの舞台芸術や、スポーツ/音楽などの各種イベントを撮影し、デジタルデータ化。全国の映画館に向け、映像コンテンツとして配給する事業を開始すると発表した。 事業の第1弾として、2007年12月に東京芸術劇場で上演された、ヒューマンデザインの音楽座ミュージカル「メトロに乗って」を、ソニーPCLがデジタルシネマの撮影などに使用するムービーカメラ「CineAlta HDC-F950」など計9台を使って撮影。上映用コンテンツとして編集・制作も手掛けている。 ソニーは2007年5月から、デジタルシネマ上映用トータルシステムパッケージの受注を開始しているが、今後は映画だけでなく、「デジタル化に適した魅力的な作品やイベントを発掘し、コンテンツの権利所有者とともに映像のデジタル化を図り、全国の映画館へ配給する」と説明。コンテンツの配給事業にも取り組むという。
なお、国内にある3,000以上のスクリーンで、2007年12月時点でデジタル対応しているのは約3%に過ぎず、撮影、編集などの工程がほぼデジタル化されている映像制作の現場と比べ、上映スクリーンのデジタル化は遅れている。ソニーはハードウェア、ソフトウェアの両方を手掛けることで、国内のデジタルシネマ市場の活性化を図る。
□ソニーのホームページ
(2008年3月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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