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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、オランダVan Den Hul(バン・デン・ハル)のケーブル5モデルを3月上旬より発売する。各モデルの価格などは下表の通り。
■ The First Ultimate MK II カーボンファイバーのみの導体を採用するRCA同軸ケーブル。中心導体には、12,000本のカーボンファイバーを採用。結晶構造を持たないカーボンの特性を活かし、金属的なピーク・レゾナンスやカラーレーションのない、ピュアでナチュラルな表現力を獲得するという。
シールド部には114,000本のカーボンファイバーをまとめて使用。電子が外に移動しないカーボンの性質により、表皮効果による帯域バランスの悪化を防ぎ、開放感溢れる伸びやかな音楽表現力が可能としている。 被覆は独自開発した樹脂製の「HULLIFLEX 4」で、PVC(ポリ塩化ビニール)と比べて、柔軟性、耐久性、耐熱性など経年変化に強いという。外皮カラーはライトイエロー。 ケーブル径は7.8mmで、導体抵抗値は中心導体が36Ω/m以下、シールド部は4.8Ω/m以下。インピーダンスは75Ω、静電容量は61pF/m。RCAプラグは、同社製「C - 8.0」を採用する。 ■ The Second The First Ultimate MK IIと同じ、極細線形のカーボンファイバー導体を採用する4層シールドのバランス2芯構造のXLRケーブル。 中心導体には、12,000本のカーボンファイバー導体を2セット使用。シールド部には線形カーボン204本のほか、OFC銅線全体を高純度の銀でコーティングした「Silver Coating Matched Crystal-OFC」(SCMC-OFC)を使用する。被覆はHULLIFLEX 3で、外皮カラーはライトブラウン。 ケーブル径は7.3mmで、導体抵抗値は36Ω/m以下、静電容量は68pF/m。ノイトリック製のXLRプラグを搭載する。
■ The Integration Hybrid 無結晶のアモルファス合金による導体を採用する3層シールドのバランス4芯複合構造のRCAケーブル。 同社独自の「VDH Fusion」技術により、銅、亜鉛、銀を超高温で融合し、結晶構造を排除したアモルファス合金を導体として採用。結晶歪みによる伝送ロスや、金属的なピーク成分などを持たないナチュラルな倍音成分を誇るという。 中心導体には、アモルファス合金と線形カーボンのハイブリッド導体を7本まとめたものを使用。シールド部には180本の線形カーボンとSCMC-OFCを使用する。被覆はHULLIFLEX 4で、カラーはゴールド。 ケーブル径は7.8mmで、導体抵抗値は中心導体が0.43Ω/m、シールド部が0.62Ω/100m。インピーダンスは110Ω、静電容量は86pF/m。RCAプラグは、同社製「C - 8.0」を採用。方向性指示用のマーキングステッカーが付属する。
■ The Name 同社のRCAオーディオケーブルのエントリーモデル。導体には、高純度のSCMC-OFC単線を採用。シールド部には、SCMC-OFC120本をまとめたほか、アルミニウム箔も使用する。被覆はHULLIFLEX 3で、外皮カラーはサンドカラー。 ケーブル径は7.3mmで、導体抵抗値は中心導体が1.87Ω/100m、シールド部が0.949Ω/100m。インピーダンスは75Ω。静電容量は59pF/m。RCAプラグは、同社製「C - 7.3」を採用する。
■ The Skyline Hybrid 同社スピーカーケーブルのエントリーモデル。平行2芯構造で、高純度のOFCと線形カーボンのハイブリッド導体を採用し、19本の多重撚り線構造となる。被覆はHULLIFLEX 3で、外皮カラーはスカイブルー。 導体抵抗値は0.84Ω/100m、静電容量は46pF/m。ケーブル幅は8.5mm、厚みは3.4mm。
□ティアックのホームページ ( 2008年3月13日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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