|
KDDI株式会社と株式会社アミューズは18日、合弁会社の株式会社A-Sketchを4月1日に設立。携帯電話向けの音楽配信を核とした音楽レーベル「A-Sketch」を共同で立ち上げ、事業展開していくと発表した。 音楽配信事業は2007年の時点で、音楽産業全体の20%近くを占めるまでに成長。その中で携帯電話向けの音楽ダウンロードは9割を占めており、「着うた」や「着うたフル」の普及は今後も急速に進むと予想されている。 こうした状況の中、KDDIはLISMOを中心に携帯電話/PC向けの音楽サービスを展開している。今後はサザンオールスターズや福山雅治、Perfumeなどの大物アーティストを抱え、新人の発掘や育成、音楽制作など、アーティストマネジメントのノウハウを持つアミューズと協力することで、高まる音楽配信の需要に対応していく。 A-Sketchでは、携帯電話向けの音楽配信を核にしながら、CDやDVDなどのパッケージ販売を組み合わせた楽曲提供を予定。さらに、SNSなどを活用した新人アーティストの発掘、携帯電話やPCを活用した新たな音楽サービスの展開にも積極的に取り組むという。 なお、「A-Sketch」というレーベル名は、「au」、「Amuse」、「Artist」、「Audience」の4つの頭文字「A」と、「写生」を意味する「Sketch」を組み合わせたもの。「KDDI、アミューズ、アーティスト、聴衆が一体となって、新しい音楽の楽しみ方を、真っ白なキャンバスに描くように創造していく」という思いが込められているという。
資本金は4億5,000万円で、出資比率はアミューズが66%、KDDIが34%。社長にはアミューズの上席執行役員である相馬信之氏が就任する。
□KDDIのホームページ
(2008年3月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|