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「ドルアーガの塔」など新作アニメが日本放送と同日に海外配信
-YouTubeなどで無料配信。公式配信で違法コピー流通を防止


ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~
(C)NBGI/イズミプロジェクト
4月より順次配信

視聴料:無料


 株式会社GDHは21日、4月から放送する新作テレビアニメとして、GONZOが制作している「ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~」と「ブラスレイター」の2作品について、YouTubeなどを用いて日本での放送と同日に、海外向けに無料でネット配信すると発表した。

 既報の通り「ドルアーガの塔」は、日本向けにテレビ放送開始と同日同時刻に、無料動画配信サービス「GyaO」において配信されることが決定している。また、「ブラスレイター」も日本でのネット配信が予定されているという。

 今回、海外向け配信に利用されるのはYouTubeと、Crunchyroll、BOST TVの3サービス。各サイトの特性を活かし、ストリーミングだけでなく、ダウンロード配信にも対応するという。視聴は無料で、英語字幕を付けての提供となる。

 なお、具体的な視聴環境や条件は、決定次第、各動画配信サイト内にてアナウンスされる。また、これらの配信は、日本国内から視聴することはできないとしている。

 海外在住のアニメファンが日本のアニメを楽しむためには、各国・各地域におけるテレビ放送が開始されたり、DVDが発売されるまで待つしかないという状況だった。そのため、日本で放送されたものに、ファンが独自に字幕をつけた非公式コンテンツが、ファイル交換ソフトなどを使ってネットで流通するという事態が発生している。

 GDHでは公式サービスとして、日本国内と同日に海外に向けて配信することで、「視聴機会の拡大と公平性を実現し、違法コピー流通の防止に取り組む」と説明している。また、ネット配信を利用することで流通コストの削減と、高画質な有料配信に繋げることで、「コンテンツ二次利用収益の新たなビジネスモデルについても模索する」としている。

 「ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~」は、'84年にナムコ(現バンダイナムコゲームス)より発表されたアクションRPGの名作をベースとしたテレビアニメ。勇者ギルと巫女カイの物語が伝説として伝承された数十年後の世界を描いていく。

 「ブラスレイター」は、GONZOとニトロプラスがコラボレーションした変身ヒーロー・アクション。監督に、マクロスやイデオンでスピード感溢れる戦闘シーンを描き、“板野サーカス”と称された、伝説的アニメーター・板野一郎氏を起用。悪魔と呼ばれる変身ヒーローたちの儚くも激しいバトルロイヤルが展開する。

□GDHのホームページ
http://www.gdh.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.gdh.co.jp/news/20080321.html
□関連記事
【3月10日】GyaO、アニメ「ドルアーガの塔」をTVと同日同時刻に無料ネット配信
-4月4日25時15分から。名作ゲームのアニメ版
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080310/gyao.htm

(2008年3月21日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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