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オンキヨー株式会社は、「AQUOS」や「VIERA」、「REGZA」など、各社薄型テレビとHDMI連携できるシアターシステムを4月26日に発売する。ラック型スピーカー「CB-SP1380」の価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円弱の見込み。 ラックにはアンプ/デコーダ/HDMI入力などは搭載しておらず、ドライブするためには同ラックに5.1chアンプ内蔵サブウーファ「DHT-9HD」を接続する必要がある。同じく4月26日発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円弱の見込み。 シアタースピーカーラック「AV・GATEシリーズ」の新モデル。「CB-SP1380」は、薄型テレビ用ラックに、センタースピーカーと2基のフロントスピーカーを内蔵したもの。これに、5.1chアンプとデコーダ、HDMI入出力などを備えたサブウーファ「DHT-9HD」を組み合わせることでシアターラックとして機能する。なお、サブウーファはラックの中央に収納できる。
■ サブウーファ「DHT-9HD」
サブウーファにはバージョン1.3a対応のHDMI入力を2系統、出力を1系統装備。HDMIを利用したAVシステム連動機能「HD RI」に対応するのが特徴で、松下電器「VIERA」の「VIERA Link」、東芝「REGZA」の「レグザリンク」、2008年4月以降発売のシャープ「AQUOS」の「AQUOSファミリンク」機能に対応。これらのテレビのリモコンから、電源連動や音声出力切り替え、ボリューム制御などの操作が可能となる。 サブウーファ内蔵のデコーダは、BDビデオなどに採用されているドルビーTrue HDやDTS-HD Master Audioなどの最新コーデックのデコードにも対応。Deep Color(36bit)にも対応している。 アンプの最大出力は30W×5ch(6Ω時)で、サブウーファ用の60W×1ch(6Ω時)も内蔵。ラックには3chのスピーカーしか内蔵されていないため、別途リアスピーカー2個を追加接続し、5.1ch環境を構築可能。オートスピーカーセットアップ「Audyssey2EQ」も備えている。また、バーチャルサラウンド機能も「Theater-Dimensional」と「DTSサラウンドセンセーション」を用意。前面スピーカーだけでもサラウンド再生は行なえる。 サブウーファにはグランド電位の安定化技術、特許技術回路「VLSC」など培われた音質技術を投入。高品位な低音増強を可能にするというバスレフ技術「エアロ・アコースティックドライブ」や、小音量時にサラウンド効果を高める「AudysseyDynamic EQ」も使用できる。
ユニットは16cm径のOMFコーンを使用。HDMI以外の音声入力端子は、光デジタル×3、アナログ音声×2を用意。外形寸法は207×327×325mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は10.6kg。光デジタルケーブルやリモコンが付属する。
■ スピーカーラック「CB-SP1380」
薄型テレビの大型化に伴い、ラックは背が低く、ワイドなタイプが求められるようになっているが、そのスタイルに合うようワイドなスピーカーユニットを採用したのが特徴。「音質的に不利とされるワイドスピーカーの開発に敢えて挑戦。素材、パーツの選択からその成形方法、形状まで理論解析とヒアリングを繰り返して決定した」という。 センターとフロント2chのスピーカーは、いずれも2ウェイ構成。新開発の30×4cmのワイドトラック型ウーファと、ツイータで構成している。ワイドトラック型ウーファは広い振動板面積を確保した上で、特殊な真空形成法や理論解析、ヒアリングの結果、得られた最適なリブを設け、剛性を高めている。
これにより分割振動も抑えられ、音質的に不利とされた部分をクリアしたという。エッジやダンパーにも再生帯域を拡大する技術が使われている。定格インピーダンスは6Ω。ラック全体での再生周波数帯域は50Hz~50kHz。外形寸法は1,380×436×447mm(幅×奥行き×高さ)。重量は42kg。スピーカーケーブルやケーブルホルダも付属する。
□オンキヨーのホームページ
(2008年3月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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