NTTCom、映像/音声と“香り”が連動する携帯向けサービス －外出先からも操作可能。音楽配信などで商用化へ

携帯電話と香り発生装置(赤外線通信方式)

4月7日発表

　NTTコミュニケーションズは7日、香りと映像・音声を連動して再生する「香るプレイリスト」を携帯電話に配信する新サービス「香り通信モバイル」を開発したと発表した。携帯電話向け音楽配信などとの連携で商用化を図る。

　「香り通信モバイル」は、携帯電話向けの特定のGIFアニメやMIDI音声コンテンツのプレイリストを再生すると、利用者が持つ香り発生装置が連動し、コンテンツに合わせた香りを出すことで、リラックス/リフレッシュ効果が得られるというサービス。同社はこれまで、PC向けとしてラジオ番組と連動するサービスなどを行なっていた。

「サービスゲートウェイ利用方式」での使用機器

　香り発生装置は、リラックス/リフレッシュなどの心理的効果が期待される香りを発生させるもので、モバイル向けサービスに対応するため、持ち運びにも配慮した小型/軽量化を実現した。

　携帯電話向けでは2種類の方式を用意。「赤外線通信方式」では、iモードの専用サイトからダウンロードした「香るプレイリスト」を赤外線通信で香り発生装置に直接転送して香りを発生させる。また、「サービスゲートウェイ利用方式」では、外出先の携帯電話から、インターネット接続されたサービスゲートウェイ(SGW)へ「香るプレイリスト」を指定することで、SGWに接続された香り発生装置が動作する。

　「香るプレイリスト」はダウンロード後に編集や他人との共有・交換も可能となっており、新たなコミュニケーションツールとしての可能性も持つという。

　商用化に向け、4月10日～20日に男女20名を対象にモニター実験を実施。いつ・どこで・どのような目的で利用したいかといったニーズや、香り発生装置のデザイン・操作性などについての意見を収集する。

　ビジネスモデルとしては、着メロや音楽配信、占いなどと組み合わせたサービスや、住宅・自動車・家電・ゲーム機などに組み込んで販売する方法などを想定。協業するパートナー企業を同日より募集している。

□NTTコミュニケーションズのホームページ
http://www.ntt.com/
□ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20080407.html
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( 2008年4月7日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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