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ヤマハ株式会社は、音をビーム状に放射し、サラウンド再生を行なうサウンドシステム「デジタル・サラウンド・プロジェクタ」のコンパクトモデル「YSP-600」を5月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は75,000円前後の見込み。 2.8cm径フルレンジユニット16個と、8cm径ウーファ2基で構成し、フルレンジユニットから5ch音声をビーム状に放出。音を部屋の壁や天井などに反射させてサラウンド再生を行なうスピーカーシステム。シリーズ最小クラスの外形寸法610×220×120mm(幅×奥行き×高さ)/重量約8.5kg。新たにHDMI入出力を備え、1080p(24/50/60Hz)までのリピートに対応。HDMIは入力を2系統、出力を1系統装備する。 上位モデルと同様に、薄型テレビ/レコーダメーカー各社のHDMIリンク機能に対応させたことが大きな特徴で、松下の「VIERA Link」や、東芝の「レグザリンク」、日立の「Woooリンク」、シャープ「AQUOSファミリンク」(1月以降発表機種)、三菱の「REALINK」(2008年以降の機種の一部)をサポート。テレビやレコーダのリモコンから本体のON/OFFやボリューム操作などが行なえる。
約3分で設定できる自動音場調整機能「インテリビーム」を搭載。ビームモードとして5.1chサラウンドを再現する5ビーム、多人数向けの3ビームのほか、リモコン操作者にビームを集中し、音が聞こえやすくなる「マイビーム」、周囲に壁がない部屋で利用する場合など、ビームによるサラウンド効果が得られにくい環境でもサラウンド再生が行なえるバーチャルサラウンド機能「マイサラウンド」などを搭載する。 アンプ出力は、2W×16ch、15W×2chの総合62W。デコーダは、ドルビーデジタル、DTS、AACに対応。ドルビープロロジックIIや、DTS Neo:6もサポートする。低音増強の「SRS TruBass」も搭載する。 メニュー表示用の映像出力として、コンポジットを1系統備える。音声入力はアナログ音声と光デジタルを各2系統、同軸デジタルを1系統装備。音声出力はサブウーファプリを1系統を搭載する。
□ヤマハのホームページ ( 2008年4月9日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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