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Pioneer Europeは、Blu-ray DiscプレーヤーやAVアンプなど、今後欧州向けに投入する新製品の概要を発表した。 2008年夏にリリースを予定しているBDプレーヤー「BDP-LX71」は、「Blu-ray Disc Profile 1.1」に対応し、PinP(子画面表示)に対応したモデル。対応するBDビデオソフトの特典映像などを、本編映像に小画面で重ねて表示できる。バージョン1.3aのHDMI出力を備え、12bitのDeep Colorや、24p出力もサポート。さらに、DVD映像を1080pまでアップスケーリング再生できる「PureCinema Deinterlacer」も備えている。 音声面も充実しており、ドルビーTrueHDやHD Master Audio、DTS-HD High Resolution Audioなどをサポートし、HDMI端子からのビットストリーム出力が可能。7.1chのアナログ音声出力も備え、HDオーディオフォーマットのデコードも行なえる。DACにはWolfson製のものを4基搭載。ビデオ用DACには12bit/297MHzのものを採用している。 さらに、独自のPQLS(Precision Quartz Locking System)に対応。対応するAVアンプとプレーヤーを接続することで、動作クロックを制御/同期させ、ジッタを低減させるというもので、従来のAVアンプでもi.LINK接続で実現していた機能だが、後述する新AVアンプとのHDMI接続でも利用できるようになっている。フロントパネルはアルミ製。ドライブを筐体の中央に設置することで制振性を高めている。 AVアンプは4モデルをアナウンスしている。上位モデルの「SC-LX81」と「SC-LX71」は、最上位モデルとして日本でもリリースされている「SC-LX90」と同様に、パイオニアとICEpowerが共同開発したアナログクラスDアンプを採用するのが特徴。「LX81」はTHX Ultra2 plus認証を取得。「L71」とともにDLNAクライアント機能も備え、音質チューニングはAIR STUDIOSで行なわれている。 この2モデルは、前述のPQLSにも対応。対応BDプレーヤーと接続することで、より高品位な再生が行なえる。下位モデルの「VSX-LX51」と「VSX-1018AH」も、ドルビーTrueHDやHD Master Audioのデコードに対応。全モデルHDMI 1.3aに対応し、Deep Colorもサポート。Faroudjaのスケーラも内蔵し、SD映像を1080pにアップスケーリングすることもできる。
「VSX-1018AH」は6月、「VSX-LX51」は7月の発売を予定。上位モデル「LX81/71」は2008年夏の終わり頃のリリースを予定している。
□Pioneer Europeのホームページ
(2008年4月17日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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