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「ストレンヂア」BD/DVD発売記念の上映会を開催
-山本梓さんが「セクシー侍」で応援隊


「ストレンヂア -無皇刃譚-(むこうはだん)」のDVDと、飛丸のぬいぐるみを手にする山本梓さん

4月11日開催


山本梓さんの起用について同社では、「高校時代に英語スピーチコンテストで優勝経験もあり、NHKハングル講座で韓国語にも挑戦した、『ストレンヂア=異邦人』とのコミュニケーションにも積極的なセクシー応援隊として起用した」と説明している

 バンダイビジュアル株式会社は21日、アニメ映画「ストレンヂア -無皇刃譚-(むこうはだん)」のBlu-rayとDVDが、4月11日に発売されたことを記念して、TOKYO FMホールで「スペシャル・イベント上映会」を行なった。

 上映会にはTOKYO FMのサイトなどで応募した約300人が参加し、会場はほぼ満席となった。なお、上映はフィルムで行なわれた。

 「ストレンヂア -無皇刃譚-」は、「鋼の錬金術師」や「交響詩篇 エウレカセブン」などでクオリティの高さに定評のあるアニメスタジオ・BONES(ボンズ)が手掛け、2007年秋に公開された劇場用アニメ。オリジナルの時代劇アニメとして注目されたほか、TOKIOの長瀬智也やジャニーズJr.の知念侑李、竹中直人らが声優として参加したことも話題となった。

 舞台は戦乱の世。明国の武装集団に追われる仔太郎という少年がいた。彼には隠された秘密があり、それがあまたの野心を触発してしまうのだ。だが、荒寺に辿り着いた仔太郎は、不思議な浪人と出会う。戦乱の世に生きながら刀を封じ、名前も捨てた彼は「名無し」と呼ばれていた……。

 日本刀アクションにこだわった作品で、アニメならではの迫力ある殺陣シーンが見所。脇を固める声優陣も山寺宏一、石塚運昇、宮野真守、坂本真綾、大塚明夫と、豪華なメンバーが揃っている。

「スペシャル・イベント上映会」の会場となったTOKYO FMホール 上映会には、ほぼ満員の約300人が参加した 司会の山田太一さん

山本梓さん。結婚については聞かれると「30、35歳ぐらいでいいかな。タイプは『名無し』みたいにかっこよくて強い人」と話していた。
 上映会には安藤真裕監督に加え、応援隊として山本梓さんが作品をイメージした「セクシー侍」の衣装で登場。観客を盛り上げた。この衣装は今回のために用意したもので、「古着の着物をリメークしていただいた」(山本梓さん)という。

 山本梓さんのセクシー侍に、司会の山田太一さんは「セクシーというより、ものすごいかわいらしいです」との評価。一方、山本梓さんと初対面の安藤監督は衣装の感想を聞かれ、「美人ですよね」と、衣装と関係ないところを褒めて、会場を笑わせた。

 さらに、「くノ一時代劇を作りたくなる」と続けると、山本梓さんは「本当ですか、作ってください!」と喜んだが、安藤監督は「これが大ヒットすれば、次が作れます」とBlu-rayとDVDのヒットに期待を込めた。

飛丸もDVDとBlu-rayをPR
 山本梓さん推薦の作品の見所は、「犬の飛丸が、すごいかわいい。こんな忠実な犬がいたら、すごくいいなと思いました。ほんと、パートナーっていう感じで、見ていても、ほんわかします」と、日本に数匹しかいないというポーチュギーズウォータードッグというポルトガルの犬を飼っている、愛犬家らしいコメント。

 また、「音も良かったです。心に残るような音で、刀のアクションがカッコよかったです。(主人公の)名無しさんとかも、カッコいいですね」との感想。声優の仕事も経験していて、アニメ好きでもある山本梓さんは、声優の難しさについて「自分の顔が見えていない分、声だけで表現するって、すごく難しい。いつも、できるか、できないか、という瀬戸際でがんばってます」と声優の難しさを語った。

安藤監督は刀を持って登場。山本梓さんに手渡した。「このために練習した」という山本梓さんは、構えて見せた

安藤真裕監督
 さらに、安藤監督に「声優さんを選ぶ条件は?」と質問。「難しい質問しますね(笑)」と安藤監督。「長瀬(智也)さん、ぴったりだと思うんですよ」と山本梓さんがいうと、安藤監督は「映画の神様が微笑んでくれたと思いますよ。あまり、声優さん慣れしていなくて、少し現代的な部分を落としてくれる、時代劇らしくない人にしたいというのがあったんです」と、起用理由を説明。

 「長瀬さん自身が声優は初めてということだったですが、、勘所が鋭いんで、すごく短い時間で、慣れてくれました。最後のシーンは、監督の僕ですら、すごいと思いました」と絶賛。さらに、仔太郎役のジャニーズJr.の知念侑李さんについても、「初めてで、年齢も幼いんで、大丈夫かなというのもあったんですけど、1カ月ぐらいものすごくトレーニングを積んで、現場に入ってきてくれた。プロでも合わせづらいようなとこでも、うまく映像に合わせてくれて、すごいなと。やっぱ、持ってるものが違うだなと思いました」と称賛した。

 初監督作品とということで、「プレッシャーはメチャメチャありましたよ。あったんですけど、すごい優秀なスタッフだったんで、なんとか、ここまできました」と振り返った。

 また、11日に発売された、Blu-ray版とDVDの初回限定版には特典が数多く入っているが、安藤監督は、「赤字覚悟というか、足が出ながらも、この作品のために、バンファイビジュアルさん、製作委員会の方がやってくれました」とアピールした。

 映画の見所について、安藤監督は「監督としては全部。アニメーションという方法で、時代劇に挑戦していますんで、すごくエンターティメントとして楽しんでいただければと思います」と話した。さらに、「その中に、キャラクターとかの心情などを見い出して、感動があるとしたら、明日学校に行ってもストレヂア、職場に行ってもストレンヂア、夜のお供にストレンヂアで、応援していただければなと思います」と会場を笑わせて、PRした。

ステージ上には、仔太郎と名無しの衣装と、飛丸が飾られた 24日に27歳の誕生日を迎える山本梓さんは、挑戦したいことは「ドラマに出たい。今まで悪役が多かったんで、すごい裏のないい、すごいいい子の役で出たいです」。誕生日の過ごし方については、「親が上京するし、お友達を呼んで誕生日会でもしようかな」。ステディーな彼は来る?と聞かれた山本さんは「いないので来ません」と照れ笑い


● 「ストレンヂア -無皇刃譚-」Blu-ray/DVD

 「ストレンヂア -無皇刃譚-」は、Blu-ray DiscとDVDの2フォーマットで、4月11日にバンダイビジュアル株式会社から発売されている。価格と仕様は下表の通り。

BD版 DVD 通常版 DVD 初回限定版
(c)BONES/ストレンヂア製作委員会 2007

  タイトル 仕様 音声 品番 価格
BD ストレンヂア -無皇刃譚- ・本編ディスク
  片面2層
  約102分
  MPEG-4 AVC
  1080p
・特典ディスク
  片面1層
  約73分
(1)TrueHD 5.1ch
(2)PCM(ドルサラ)
BCXA-0016 10,290円
DVD ストレンヂア -無皇刃譚-
  初回限定版
・本編ディスク
  片面2層
  約102分
  ビスタ
  (スクイーズ)
・特典ディスク1
  片面2層
  約115分
・特典ディスク2
  片面1層
  約60分
(1)PCM(ドルサラ)
(2)DD 5.1ch(一部2ch)
BCBA-3046 9,240円
DVD ストレンヂア -無皇刃譚-
  通常版
・本編ディスク
  片面2層
  約102分
  ビスタ
  (スクイーズ)
(1)PCM(ドルサラ)
(2)DD 5.1ch(一部2ch)
BCBA-3047 3,990円

(DD=ドルビーデジタル/PCM=リニアPCM/ドルサラ=ドルビーサラウンド)


□バンダイビジュアルのホームページ
http://www.bandaivisual.co.jp/
□「ストレンヂア -無皇刃譚-」公式サイト
http://dbeat.bandaivisual.co.jp/ichioshi/index.html
□イベント情報
http://www.tfm.co.jp/cinema80/preview/index.php?id=505
□タイトル情報(Blu-ray版)
http://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCXA-0016
□タイトル情報(DVD初回限定版)
http://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCBA-3046
□タイトル情報(DVD通常版)
http://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCBA-3047
□関連記事
【2007年12月3日】「ストレンヂア -無皇刃譚-」が'08年4月にBD/DVD化
-BDは2枚組み。TOKIOの長瀬が声優に挑戦
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20071203/bandai.htm
□関連記事
【Blu-ray/HD DVD発売日一覧】
http://av.watch.impress.co.jp/docs/bdhdship/
【DVD発売日一覧】
http://av.watch.impress.co.jp/docs/dvdship/

( 2008年4月21日 )

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


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