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パイオニア株式会社は、DVD一体型の5.1chサラウンドシステム「HTZ-373DV」を5月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。 アンプ内蔵のDVD/CDレシーバー部と、5.1chスピーカーから構成されるサラウンドシステム。なお、センタースピーカーはディスプレイの左右に設置可能なデュアル構成で、6つのスピーカーと、1基のサブウーファが付属する。 アンプ出力は60W×5ch。DVDレシーバー部は、DVDビデオや音楽CDの再生に対応するほか、WMVを記録したディスクの再生に対応。HDMI出力端子を装備し、1080pでの映像出力が可能となっている。自動音場補正技術「MCACC」も搭載。各スピーカーの音量や音質調整や距離補正を自動的に行ない、臨場感あるサラウンドを楽しめるという。 通常の5.1ch設置のほか、独自のDSP技術を利用した「フロントサラウンド・アドバンス」によるフロントサラウンドにも対応。5.1chスピーカーを視聴位置の前面に設置してサラウンドを実現するもので、コンテンツの周波数特性を加工することなく、左右の耳で感じる音圧差のみを制御して、「スピーカーが背後にあるかのような音場再生が可能」としている。 レシーバー部はドルビーデジタルやドルビープロロジックII、DTS、AACのデコードに対応。また、前面にUSB端子を装備しており、USBメモリに記録したWMAやMP3、AAC、JPEGの再生が可能。MP3などの圧縮音源を、より高音質に再生する「サウンドレトリバー」や、映画のセリフを明瞭に再生する「ダイアログエンハンスメント」機能も搭載する。 出力端子はHDMIのほか、D2×1、コンポジット×1、アナログ音声×1など。ワイヤレス出力も備えており、オプションのワイヤレスリアスピーカーとの接続も可能。入力端子は光デジタル×1と、アナログ音声×1。レシーバ部の外形寸法は420×335×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.7kg。 スピーカー部は、フロント/センター/サラウンドともに、96mm角のキューブ型スピーカーを採用。6.6cm径のフルレンジユニットを搭載し、再生周波数帯域は82Hz~20kHz。重量は0.44kg。センタースピーカーは、テレビの左右に分けて設置できるデュアルセンタースピーカーで、設置場所によって発生していた音像定位の違和感も解消したという。 サブウーファは、バスレフ型で16cm径のコーン型ユニットを搭載。再生周波数帯域は34Hz~1,200Hz。外形寸法は216×393×391mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.5kg。 □パイオニアのホームページ ( 2008年5月12日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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