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松下、BDプレーヤー用1チップLSIを開発
-実装面積を半減。2画面やネット機能に対応


6月サンプル出荷開始


 松下電器産業株式会社は、Blu-ray Discプレーヤー用の1チップ信号処理LSI「MN2WS006」を開発し、6月よりサンプル出荷を開始する。

 新開発のLSIを利用することで、映像の2画面同時再生やネットワーク対応など、BDの最新規格に対応したBDプレーヤーを実現できる。MPEG-4 AVC/H.264、VC-1、MPEG-2の2画面同時処理に対応可能なほか、DivXのHD 1080p profileにも対応予定。オーディオもDTS-HD Master AudioやドルビーTrueHDなどに対応する。

 サーボ/レーザー制御やデータ読み出し、復調などのフロントエンド部と、デコーダやグラフィックエンジン、CPUコア、Ethernetコントローラなどからなるバックエンド部を統合したBDプレーヤー用のLSI。従来は、フロントエンドとバックエンドのそれぞれのLSIに加え、外付けメモリ7個が必要だったという。

 45nm製造プロセスの採用により、信号処理部を1チップ化することで、実装面積を同社従来比で約50%削減。消費電力は従来比で約25%削減できる。同社のUniPhierプラットフォーム技術を採用し、BDレコーダのソフトウェア資産を約75%活用。機能向上部分に集中して開発することで、トータルの開発効率を約3倍に向上できるという。

 CPUコアは、AM34-SMPを2基内蔵し、動作周波数は350MHz。パッケージは773ピンのBGA。

□松下電器産業のホームページ
http://panasonic.co.jp/index3.html
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080521-1/jn080521-1.html

( 2008年5月22日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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