PTP、8ch/1週間のまるごと録画が可能な「SPIDER zero」 －2.5TBモデルなどの個人向け販売開始。多機能番組検索

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6月20日発売 標準価格：315,000円～399,000円 　　(別途年間サービス利用料が必要)

　HDD容量の違いで2.5TBモデル「2.5TB」と、1.3TBモデル「1.3TB」の2機種を用意。価格は399,000円と、315,000円。ただし、本体価格に加え、年間12,600円のサービス利用料も前払いする必要がある。地上アナログチューナのみ搭載のため、2011年7月以降は使用できない。

　【お詫びと訂正】
　記事初出時、1.3TBモデルの価格を294,000円と記載しておりましたが、315,000円の誤りでした。お詫びして訂正します。

　大容量HDDと、地上アナログチューナ8基を搭載したHDDレコーダ。2.5TBモデルは1TB HDD×2台、500GB HDD×1台。1.3TBモデルは400GB×2台、500GB×1台を内蔵。録画用にそれぞれ2TB、800GBの領域を使用できる。

　8チャンネルのテレビ放送を1週間分まるごと録画。容量が少なくなると古い映像を自動上書きする“テレビ映像サーバー”的な製品。企業広報や宣伝、マーケティング、広告会社、番組/CM制作会社などに導入するプロ向けの「SPIDER PRO」がベースであり、同モデルは2007年の販売開始から1年で150社への導入実績を持っている。

　そのためコンシューマ機のような録画予約という概念は無く、テレビ放送全てを録画し、そのライブラリを効率的に検索することで、番組やCMの動向、世の中のトレンドなどを探ることを目的としている。なお、システムのメンテナンス上、1日1回、最低30分間の録画“お休み時間”が必要。

　最大の特徴である検索機能は、番組名だけでなく、出演タレント名などでも可能で、その人が出演しているCMまで検索可能。さらに、検索結果はネット上のWikipediaと連動しており、プロフィールや過去の作品情報などを素早く知ることができる。人名、企業名、番組名、商品名はあらかじめワードライブラリとして登録されており、リモコンから容易に選択できる。

　指定した時間に放送されていた各局の番組チェックや、CMに使われている楽曲の確認なども可能。企業名や商品名を登録しておくと、その新着CMに「NEW」マークが自動的に付く。　気に入ったシーンにブックマークを付け、コメントと共にネット経由で投稿する機能も備えており、ユーザー同視がその情報を共有できる。

　検索に使用する番組情報はサービスセンターのサーバーから取得するため、常時ネットへの接続が必要。

　録画データは自動的に上書きされるが、保存しておきたい番組を指定することも可能で、番組とCMに分けての保存なども可能。書き込み型DVDドライブも備えており、簡単な編集機能も用意。必要な番組や部分をDVD-R/RWにイティングすることもできる。なお、CSSのかかった市販のDVDは再生できない。

　録画時のビットレートは1.7～4Mbpsの範囲で指定可能。画質やチャンネル数を抑えることで、1週間以上の録画も可能になる。録画解像度は720×480ドット。チューナには3次元Y/C分離回路やゴーストリデューサも備えている。付属のリモコンはシンプルで、4種類のボタンのみで操作できる。

　HDD容量以外の仕様は2モデルでほぼ共通。S映像出力、コンポジット出力、アナログ音声出力を各1系統装備。入力はS映像/コンポジット/アナログ音声を各4系統用意する。外形寸法は590×150×340mm(幅×奥行き×高さ)。重量は15.4kg。

□PTPのホームページ
http://www.ptp.co.jp/
□製品情報
http://www.ptp.co.jp/spiderpro/
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(2008年6月20日)

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