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松下電器産業株式会社は、デジタルテレビ向けUniPhier(ユニフィエ)システムLSI「MN2WS0052」を開発したと発表した。7月上旬よりサンプル出荷を開始する。 新世代UniPhierプラットフォームを採用して開発。MPEG-4 AVC/H.264(High/Main Profile)や、MPEG-1/2、VC-1などの映像フォーマットに対応する。音声ではAACやドルビーデジタルに加えHE-AACやドルビーデジタル・プラスなどのデコードも行なえ、欧州デジタルテレビ規格にも対応。世界各国・地域のデジタルテレビの約98%をカバーするという。最大3ストリーム(180Mbpsまで)の同時処理に対応する。ネットワーク上のコンテンツ再生も行なえる。 2個の32ビットCPU(動作周波数300MHz)を搭載し、ネットワーク処理とメディア制御処理の負荷を動作状況に応じて分散する対称型マルチプロセッサ構成。高速グラフィックエンジンによる高品位なユーザーインターフェイスも実現し、ネットワーク対応デジタルテレビの普及を加速できるという。 45nmプロセスの採用により、MPEG-2などのデコーダLSIと、高画質化処理LSIの性能を強化して1チップ化。両LSIにそれぞれ必要だったメモリ制御部を統合して外付けメモリ数の削減も行ない、実装面積と消費電力を従来比約1/2に抑えたという。パッケージは641ピンのBGA。
□松下電器産業のホームページ ( 2008年7月3日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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