NECエレ、BDプレーヤー用1チップシステムLSI「EMMA3P」 －Profile 2.0対応。高速起動や低価格化を実現

7月量産開始

　NECエレクトロニクス株式会社は、Blu-ray Discプレーヤー用のシステムLSI「EMMA(エマ)3P」を開発し、7月より月産30万個体制で量産開始する。サンプル価格は12,000円/個。

　Blu-ray Discの映像/音声再生や、画像/グラフィックス表示機能などを1チップ上に集積したシステムLSI。EMMA3Pの採用により、機器メーカーは、高性能かつ低価格なBDプレーヤーを実現可能という。

　EMMA3Pは、最新のBD-ROM Profile 2.0に対応。MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264、VC-1映像の2画面再生や、Dolby TrueHDやDTS-HDなどの高品質な音声の再生、追加コンテンツのダウンロードのためのネットワーク接続へ対応できる。また、今後DivXにも対応予定という。

　システム処理能力の合計は1,100MIPSで、マルチコアCPUやグラフィックス処理用アクセラレータなどを内蔵。システムの高速起動や操作性の向上を図っている。また、HDMIインターフェイスやEthernetコントローラも統合しており、部品コストや実装面積の削減も可能となっている。

□NECエレクトロニクスのホームページ
http://www.necel.com/index_j.html
□ニュースリリース
http://www.necel.com/news/ja/archive/0807/0801.html

( 2008年7月11日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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