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ソニーは、パソコン「VAIO」シリーズの新モデルを発表。地上デジタルダブルチューナ搭載モデルなどを含む「type F(FWシリーズ)」など4シリーズを7月19日より順次発売する。
「ハイビジョンAVノート」と命名されたVAIO type F(FW)シリーズは3モデルをラインナップ。最上位モデルの「VGN-FW70DB」では、地上デジタルダブルチューナやBlu-ray Discドライブを搭載する。中位モデルの「VGN-FW50B」はBDドライブを搭載する。エントリー機の「VGN-FW30B」はDVDドライブを搭載する。 価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は「VGN-FW70DB」が24万円前後、「VGN-FW50B」が22万円前後、「VGN-FW30B」が18万円前後の見込み。 16.4型/1,600×900ドットで、アスペクト比16:9のクリアブラック液晶を採用。Blu-ray Discのハイビジョン映像でも、上下に黒帯もなくフル画面で表示できる。色再現領域はNTSC比で100%。 最上位モデルのVGN-FW70DBでは、地上デジタルダブルチューナを搭載。独自のソフトウェア「Giga Pocket Digital」を搭載し、2番組同時録画やキーワードに応じて自動録画を行なう「おまかせ・まる録」などの機能を実現。Blu-ray Discドライブも搭載し、録画した番組をBD-REなどへダビング可能。ダビング10にも対応する。 VGN-FW50Bは地デジチューナは内蔵しないが、BDドライブを装備。VGN-FW30BはDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。HDDはVGN-FW70DBが250GB、VGN-FW50B/FW30Bが200GB。 地デジチューナの有無や、HDD容量、光学ドライブの以外の主な仕様は共通。CPUはCore 2 Duo 8400(2.26GHz)、メモリ2GB、ビデオチップはATI Mobility RADEON HD 3470。映像出力端子として、アナログRGB(D-Sub 15ピン)に加え、HDMI端子も備えている。 USB 2.0端子×3や、i.LINK×1、1000BASE-T Ethernet、SD/メモリースティックスロット、Express Card/34スロット、Bluetooth機能、IEEE 802.11a/b/g無線LANなどを装備する。全機種にOffice Personal 2007が付属する。 バッテリ駆動時間は約3時間。外形寸法/重量は、VGN-FW70DBが384×261×29~42mm(幅×奥行き×高さ)/約3.1kg。VGN-FW50DB/FW30DBが384×261×29~37mm/約3.0kg。VGN-FW70DBにはVAIO用リモコンやアンテナ変換ケーブルが付属する。 type Fのほか、13.1型ワイド液晶を搭載したハイパフォーマンスモバイルモデル「type Z」と13.3型液晶搭載の「type S」、15.4型ワイド液晶オフィスノート「type BZ」も発表。これらの新モデルの発売にあわせて、VAIOのコンセプトも一新した。 1996年のVAIOシリーズ発売以来、VAIOの4文字に「Video Audio Integrated Operation」という意味を込めてきたが、新モデルから「Video Audio Intelligent Organizer」と再定義。今後のVAIOシリーズでは、品質やデザインだけでなく、Inteligence(知性)を加え、“持ち主の気持ちを汲み取ることができる”、“人となりを表現できる”、“感動をもたらす存在となる”、という3つの付加価値と体験の提供を目指していくという。
□ソニーのホームページ ( 2008年7月16日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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