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株式会社バンダイナムコホールディングス(バンダイ)は、多言語字幕配信技術を持つ株式会社フジヤマと資本提携を結んだ。同技術がバンダイチャンネルの海外向けアニメ配信に使用される。 フジヤマは、6月24日にバンダイや三菱UFJキャピタル株式会社などを引受先とする第三者割当増資を実施。フジヤマの資本金は9,500万円に、バンダイの出資比率は11.8%になった。 提携を機に、フジヤマは多言語字幕配信技術「2SDS」(Secondary data Synchronous Distribution System)をバンダイチャンネルの海外向け多言語オンデマンド配信サービスに提供。2SDSはネットワーク対応の字幕制作をはじめ、PCや携帯電話、IPTVなどへの字幕配信まで一元管理を可能にするというシステムで、日本のアニメ作品の世界配信インフラ構築を目指す。 制作した多言語字幕を一元管理することで、Blu-rayやDVDなどのパッケージやインターネット配信、配給まで各言語の字幕のクオリティをコンテンツホルダーがコントロールでき、言語ごとのマーケティングデータも構築できるとしている。 フジヤマは、2SDSによる世界中の字幕翻訳者のネットワーク化で、アニメファンを含む新たな翻訳者を発掘/育成を図る。また、辞書機能など翻訳サポートツールを提供し、コスト効果の高い多言語字幕制作インフラを構築するという。
( 2008年7月22日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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