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松下電器産業株式会社は、業務用のAVCHDカメラ「AG-HMC155」を9月に発売する。価格は52万5,000円。また、放送業務用のP2HDビデオカメラ小型モデル「AG-HPX175」も9月に発売。価格は63万円。 ■ AG-HMC155
ハンドヘルド型の業務用AVCHDカメラ「AG-HMC155」は、撮像素子に1/3型プログレッシブCCDを3枚搭載。レンズは、光学13倍ズームのライカディコマーズームレンズ(35mm換算28~368mm、F1.6~3.0)で、光学式手ブレ補正機能(O.I.S.)を搭載する。 記録フォーマットはAVCHDで、SD/SDHCカードにMPEG-4 AVC High Profileでの映像記録が可能。記録解像度は1080i(60i)、1080p(30p/24p)、720p(60p/30p/24p)などをサポートし、記録モードとしては民生用と共通のHA(17Mbps)、HG(13Mbps)、HE(6Mbps)のほか、AVCHDの上限となる最高24MbpsのPHモードも搭載。PHモードの平均ビットレートは21Mbpsで、「HDVを超える高画質を実現する」という。 24p記録にも対応。黒つぶれや白とびを自動的に抑制する「DRS(ダイナミック・レンジ・ストレッチャー)」機能を搭載する。3.5型の液晶モニタを備え、センターズーム/ヒストグラム/両方の3種類のフォーカスアシスト機能を選択可能。波形/ベクトルスコープ簡易表示機能も備えている。 XLR音声入力や、HDMI出力、アナログ音声(RCA)出力などを装備。USB 2.0も備える。付属バッテリ「VW-VBG260」利用時の、バッテリ駆動時間は約100分。外形寸法は154×397×164mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.7kg(本体)/1.98kg(撮影時)。 ■ AG-HPX175 記録メディアにP2カードを利用した放送業務用のビデオカメラ。撮像素子や光学系はAG-HMC155と共通で、光学13倍ズームのライカディコマーズームレンズ(35mm換算28~368mm、F1.6~3.0)を搭載。光学式手ブレ補正機能(O.I.S.)を搭載する。
記録フォーマットはDVCPRO HDで、1080/60i、720/60pなど。AG-HMC155と同様に「DRS(ダイナミック・レンジ・ストレッチャー)」機能を搭載する。20ステップ選択の可変フレームレート機能やフォーカスアシスト機能などを備えている。HD/SD SDI出力端子も装備する。 P2カードの採用とミニDVメカの廃止などにより大幅に小型化。重量は放送用小型HDカメラとしては最軽量という約1.9kg(本体)/2.25kg(撮影時)。外形寸法は154×397×179.5mm(幅×奥行き×高さ)。 □松下電器産業のホームページ ( 2008年7月23日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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