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米Silicon Imageは、HDMI切替を素早く行なえるという新技術「InstaPort」を発表。同技術を採用したポートプロセッサ製品などを7月よりサンプル出荷する。 InstaPort搭載の新製品として、デジタルテレビ向けのポートプロセッサ「SiI9287」に加え、インプットプロセッサのデジタルテレビ向け製品「SiI19251」と、AVアンプ向け「SiI19261」をラインナップ。いずれもポータブル機器とデジタルテレビを接続可能な「MHL」(Mobile High Definition Link)技術を搭載する。なお、「MHL」のみ搭載したポートプロセッサ「SiI9285」も用意する。 InstaPortは、HDMI入力切替にかかる時間を短縮する技術。通常はテレビに表示する入力ソースが選択された後にHDCP認証が開始されるが、InstaPort技術を導入したテレビでは、機器を接続した際に全てのHDCP認証をバックグラウンドで同時に実行。ユーザーが入力ソースを選択する時には既に認証が終わっているため、従来は場合により4~7秒かかっていたHDMI切換が、1秒未満に短縮できるとしている。 MHLはピン数の少ないシリアルリンク技術で、携帯電話やポータブルメディアプレーヤーに収められたSD/HDコンテンツをデジタルテレビで再生可能とする。 SiI19251/SiI19261は、いずれもHDMI 1.3に準拠し、4つあるポートの全てでDeep Colorとx.v.Colorをサポート。36bit/170MHzのアナログ入力にも対応する。また、色補正技術「ChromaViv」を搭載し、コンポーネントなどアナログ信号の映像についてもデジタルテレビ/AVアンプに高画質で出力できるとしている。
□Silicon Imageのホームページ(英文) ( 2008年7月24日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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