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株式会社BCNは29日、家電量販店26社の日次販売データを集計した「BCNランキング」をもとに、5月1日~7月21日における液晶テレビ販売動向の分析結果を発表。「6月を境に、消費者の大画面志向が高まっている」とした。 画面サイズ別の売上台数構成比を見ると、5月まで土日祭日は平日に比べワンランク上のサイズが売れる傾向にあった。しかし、6月6日の金曜日を境にして、「30-40型未満」が全体の45~50%を占めており、平日でも土日祭と同様に、大画面サイズを求める消費者の割合が高まっているという。 画面サイズ別の平均単価では、「30型未満」が65,000円前後、「30-40型未満」が12万円前後、「40-50型未満」が20万円強で推移。6月以降の販売台数でも「30-40型未満」の割合は拡大傾向にあるが、「30型未満」と「30-40型未満」の平均単価に大きな変化はないことから、「オリンピック需要が消費者の大画面志向を一段と押し上げている」と推測している。一方で、50型以上については5~10万円の範囲で変動している。 メーカーごとのサイズ別販売台数では、シャープにおける「30-40型未満」の比率が7月1日~21日に51.2%と5割を超えた。BCNは「ワンランク上の40型以上に照準を当てるソニーを除き、主要各社とも『30-40型未満』の台数比率が上昇している」と分析している。
□BCNのホームページ
( 2008年7月29日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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