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株式会社アイ・オー・データ機器は27日、USB接続のワンセグチューナ「SEG CLIP」の「CLANNAD(クラナド)モデル」(GV-SC300 CL)の購入者を対象とした、声優・能登麻美子さんを招いてのトークショーを実施した。 このイベントは、直販サイト「ioPLAZA」でクラナドモデルを先行予約購入したユーザーから150人が招待されたもの。同サイトでの販売台数は限定300台だったため、会場に集まったのは1/2の確率を突破した幸運なユーザー。製品は販売開始から約3日で完売するという人気ぶりだったそうだ。
能登さんが夏らしく、あでやかな浴衣姿で登場すると会場からは大きな拍手。司会を努めるアイ・オー・データ広報の柴田進さんも浴衣で合わせ、和やかなムードでトークショーはスタートした。 「CLANNAD」は、「Kanon」や「AIR」を手掛け、美少女ゲーム界で絶大な人気を誇るKeyの同名ゲームを原作としたテレビアニメ。アニメ界のヒットスタジオとして注目を集める京都アニメーションが制作を担当したことで放送前から話題を集め、DVD化もスタート。7月16日には第8巻がリリースされている。 今回のワンセグチューナは、そんな「CLANNAD」とのコラボモデルとしてアイ・オー・データが発売。 ハードウェア的には2007年11月発売の「GV-SC300」と同じだが、本体に「CLANNAD」のロゴマークをデザイン。さらに、視聴/録画用アプリケーション「SEG CLIP 3」がピンクのカラーをベースとしたものになり、電波受信状況がだんご大家族の団子の数で表示されるなど、CLANNADのキャラクターが随所にあしらわれたオリジナルデザインになっている。
ほかにも、特典として、オリジナルコースターや、クリアカード5枚組などを同梱。付属のCD-ROMにボタンの壁紙なども収録する。CD-ROMのレーベル面、およびパッケージにもキャラクターのイラストが使われている。
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■ 同郷の縁で実現したイベント
能登さんがCLANNADで演じている一ノ瀬ことみという役は、学年トップの秀才だが、語尾に「~の」を付けるおっとりとしたしゃべり方や、浮世離れした言動で周囲を混乱させることもあるキャラクター。同作品に登場する多くのヒロインの1人ではあるが、主人公の岡崎朋也など“作品の顔”というわけではない。能登さん自身もCLANNADのイベントで、なおかつ出演するのが自分だけという話を聞いて「え!?、ことみ? ことみだけでイベント……、私だけ出ていいのかしら? と、一抹の不安を覚えました」と笑う。 アイ・オー・データは石川県金沢市にあるメーカー。柴田さんによれば、今回のCLANNADワンセグのイベントに能登さんが招かれたのは、彼女も石川県金沢市の出身という“同郷”の縁によるものだという。
そこで、会場だけの特別企画“方言でことみを演じてもらおう”が実施。金沢の方言には「やらんがいね」、「わからんがいね」など濁音が付くものが多いそうで、能登さんがことみの柔らかな声で「朋也くん、バイオリンひかんがー?(弾かないの?)」と披露すると、会場からは大きな歓声が沸き上がった。 アニメでの印象に残ったシーンとして、能登さんは「ことみのエピソードはゲーム版のそれがアニメにも大きく反映されていて、両親とのエピソードもそのまま組み込まれていました。中でも両親からの手紙のシーンが一番印象に残っています。普通の感覚のズレたギャグも好きです」とのこと。
演じた際のエピソードとして、最初に台本を読んだ時「高い声でポソポソ喋る子かなと思って演じたのですが、収録の時に“意識的に可愛くはしないでください”という指摘があり、声のトーンを落とした現在の演じ方になった」という。そのため、“最初に自分が作った声のイメージ”を拭うのが苦労した点だったようだ。ちなみに、テレビアニメでは続編となる「CLANNAD ~AFTER STORY~」の製作も決定している。こちらにも期待したいところだ。 なお、パソコンにはそれほど詳しくない様子の能登さん。「ワンセグチューナは使ったことがありますか?」の問いに、「家にパソコンはあるんですけど、テレビは観られないパソコンなんです。以前、この“棒”をくっつければとりあえずテレビが観られるぞと言われて、接続したら観られるようになったんですが……そのこと?」と心配気に確認。“棒”がワンセグチューナであると判明すると「やった!!」と嬉しそう。ちなみにその“棒”はSEG CLIPのようで、「家に帰ったらアイ・オーさんの名前を確認します」とのこと。
トークショー後にはアイ・オーの外付けHDDや、EdyやSuicaといった非接触ICカードの情報をパソコンで読み取れる「NFCリーダー・ライター」など、豪華な賞品が当たるプレゼント企画も実施。能登さんは当選者1人1人に商品とサインを渡し、握手も。商品が無くなった後、色紙が1枚残ると「せっかくだから……」と、それにもサインをして1名に特別プレゼントするなど、ファンには嬉しいサプライズもあった。
□アイ・オー・データのホームページ
(2008年7月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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