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パナソニックが企業向けソリューションイベントを開催
-防水型SDビデオカメラやBDプレーヤーなどを展示


7月31日~8月1日開催

会場:東京ビッグサイト


 パナソニックブランドの企業向けソリューション製品を取り扱う、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社は、同社のプライベートイベント「MEDIA DESIGN 2008」を、7月31日、8月1日の2日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催した。

 MEDIA DESIGN 2008は、パナソニックが提供する、業務用機器、業務用システム、システムソリューション製品を一堂に展示するもので、コンシューマ製品が前面に打ち出されることが多い松下電器グループの展示会のなかでも、一線を画した展示内容となっているのが興味深い。

 今年4月に、松下電器のパナソニックシステムソリューションズ社の大手法人向け営業部門と、旧・パナソニックSSエンジニアリング株式会社、旧・パナソニックSSマーケティング株式会社が統合し、発足したパナソニック システムソリューションズ ジャパンとしては、初の展示会となったこともあり、展示内容が広範なものになっていたのも特徴。東京での開催をはじめ、全国7大都市で同イベントを開催している。

 キーワードは、「DISCOVERY~“時の発見者となる”」。

今年1月のCESで発表された世界最大の150インチプラズマディスプレイも展示

 「THE DISCOVERY OF A SOLUTION」をコンセプトに、来場者自身が、新たなシステムソリューションの探検者として、数多くのシステムソリューションを発見することを目指したという。

 会場は、150インチプラズマディスプレイをはじめとする各種デジタル製品を展示した「クロスメディアゾーン」、集中監視システムをはじめとする「セキュリティゾーン」、Let's noteやTOUGHBOOK、ハンディターミナルなどを展示した「モビリティゾーン」、各種ネットワークシステムなどの「社会インフラゾーン」などに分かれている。

 また、「セミナー&プレゼンテーションステージ」では、システムソリューションに関する各種製品説明や講演が行なわれた。

 MEDIA DESIGN 2008の様子を写真で紹介しよう。

300インチのスクリーンを3面と、床面への映像投写による迫力の映像を演出した300インチ多画面映像システム 103インチのプラズマディスプレイは移動型として提案。受注生産で対応する 裸眼3Dプラズマディスプレイ。特殊な眼鏡などを用いずに手軽に立体映像を表示する

65インチプラズマディスプレイにタッチパネルを搭載。案内板などに利用することを想定している DVI光伝送システムを用いた長距離映像配信ソリューション。会場ではフルHDの高画質を300mメートルを伝送。性能としては500mまで可能 AED連携システム。AEDを取り外すと、センサーが感知し、映像をモニターに表示して、使い方を指示する

高精細DLPプロジェクタのPH-DZ12000。カーブスクリーンとの組み合わせで展示 参考展示されていたプロジェクタ制御ソフト。複数のプロジェクタを1台のPCで管理する

RAMSAブランドのスピーカーも展示。北京オリンピックの会場にも導入されている 誰でも簡単に、短時間に適切なスピーカーの機種選定と配置設計が可能な「かんたんスピーカー配置ツール」。会議室や宴会場などのスピーカー配置用だ

プロユースのP2カードを用いたP2HDシリーズ。AVC-Intraを世界で初めてサポートしている リモート操作でハイビジョン映像を撮影できるHDインテグレーテッドカメラ。結婚式場などにも配置される

スタジオや撮影現場などで利用されるモニターの製品群 デジタルセットトップボックスは、全国に約330万台の導入実績を持つ

業務用BDプレーヤー。電子案内システムなどでの利用を想定した提案を行なっていた 過酷な状況での使用を想定したタフ設計のSDビデオカメラ。水深1.2メートル、30分間まで耐えられる防水機能を持つ。価格は約10万円

セキュリティ用カメラの製品群。用途に応じて幅広い選択肢を用意している カラー撮影時に0.09ルクス、モノクロ撮影時に0.008ルクスでの夜間監視が可能な超高感度監視システム ビルや工場などの集中監視を行なうIPマトリクス集中監視システム。最大64台のレコーダ、256台のカメラを管理できる

参考展示されていた自動車のナンバープレート認識システム 児童見守りシステム。ランドセルにつけたタグから子供の位置を、電柱に設置されたノードや監視カメラで把握。徘徊者の見守りにも利用できるという FOMA対応型INFOXモバイル決済端末。タクシーや訪問販売などでの決済に活用する

Let's noteも展示されていたが、標準モデルとは異なる製品が並べられている Let's noteにFelicaを搭載したモデル こちらは指紋認証機能を搭載している

ドコモのHSDPAに対応したワイヤレスWAN対応モデルも展示 タッチパネルを搭載したモデルも受注対応している 過酷な用途を想定したTOUGHBOOKは、自動車に積載された使い方も想定している

訪問営業やメンテナンスなどで活用されるネツトワークターミナル。これはPT3と呼ばれる2009年に投入を予定している試作モデル 顔認識機能を活用した行動履歴の検索システム。蓄積した過去の情報からも検索が可能で、不審者が下見をしていた経緯なども把握できるようになるという 保有部品の保証期間が切れるなど必要以上に長期使用した場合の危険性も訴求。写真は、蓄電池の安全弁が劣化し、ガス圧が上昇。そこにセパレータの劣化で火花が飛び、破裂した例


□松下電器産業のホームページ
http://panasonic.co.jp/
□パナソニック システムソリューションズ ジャパンのホームページ
http://panasonic.co.jp/pss/pssj/
□「MEDIA DESIGN 2008」の動画レポート
http://ch.panasonic.co.jp/index.html?contents=01177

( 2008年8月4日 )

[Reported by 大河原克行]


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