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Sony Europeは28日(現地時間)、欧州最大の家電機器展示会「IFA 2008」(8月29日~9月3日、ドイツ・ベルリン)において、SXRDプロジェクタの新製品「VPL-HW10」を発表した。 独自の反射型液晶パネルSXRD(Sony Crystal Reflective Display)を採用するフルHD フロントプロジェクタ。9月に欧州で発売し、価格は2,400ユーロ前後の見込み。
■ VPL-HW10
0.61型/1,920×1,080ドットのフルHDパネルを搭載し、「ブラビアエンジン2」などの映像技術を導入しながら、価格を抑えたフルHD普及モデル。光源は200W UHPで、輝度は1,000ANSIルーメン。 シーンの明るさに連動して絞りを調整する「アドバンストアイリス2」を搭載。コントラスト性能は3万:1。Deep Colorや、x.v.Colorもサポートする。そのほか、24pモードの「24p True Cinema」も搭載。 レンズは1.6倍のマニュアルズーム。40型から300型の投射に対応する。手動でレンズシフトも可能。ファンノイズは22dB。 HDMI入力を2系統装備。HDMI CEC機能も搭載する。そのほか、コンポーネント/S映像/コンポジット入力を各1系統搭載。アナログRGB(D-Sub 15ピン)や、RS-232C端子も備える。外形寸法は407.4×463.9×179.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10kg
■ VPL-VW60を欧州でも発売
同じくフルHDのSXRDパネルを搭載し、日本などでは既に発売している「VPL-VW60」についても、HW10の上位モデルとして、9月に欧州で発売する。価格は5,400ユーロ前後の見込み。仕様は、日本のモデルとほぼ共通で、コントラスト比は3万5,000:1。ファンノイズは22dB。ズーム/レンズシフトは電動。 IFA 2008のソニーブースでは、シリーズのフラッグシップモデル「VPL-VW200」と合わせ、今回のHW10とVW60を新たなフルHDモデルとして展示。実際の映像は見られなかったが、欧州においてフルHDパネル搭載モデルの普及を促進しようとする同社の意欲がうかがえる。
□IFA 2008ベルリンショーのホームページ(英文) ( 2008年8月31日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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