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ヤマハ株式会社は、スピーカー「NS-700」シリーズの新製品として、サラウンド/センタースピーカーとサブウーファを9月下旬に発売する。 8月28日に発表したフロア型の「NS-F700」と組み合わせることでマルチチャンネル環境を構築できる、サラウンド向けのブックシェルフ型「NS-B700」と、センター「NS-C700」、サブウーファ「NS-SW700」をラインナップ。価格は下表の通り。
■ サラウンド/センター
ブックシェルフ型サラウンドスピーカーのB700は3cmアルミドームツイータと10cmコーンウーファ各1基、センターのC700は3cmアルミドームツイータ1基と13cmコーンウーファ2基で構成。いずれもツイータは100kHz(-30dB)まで再生できるというDC-ダイヤフラム方式。ウーファの振動板にはA-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)を搭載する。 エンクロージャは密閉型。内部の並行面を減らし、天面は伝統的な「曲げ練り」技法でラウンド形状に仕上げたことが特徴。内部の定在波やエンクロージャ表面の回折現象を抑えるという。 また、角の部分を楔の原理で結合する伝統の「総三方留め構造」も採用。ブラウンバーチの突き板仕上げを施した。エンクロージャの高い剛性により、不要共振を抑えたクリアな再生と音像定位を実現した。サランネットはユニットにあわせた最小限のサイズとしたことで、装着時にも筐体の造形が引き立つように配慮したという。
■ サブウーファ
既発表のフロア型「MS-F700」とも共通している台形の新デザインを採用したアクティブサブウーファ。内蔵アンプは出力300W(100Hz、5Ω、10%THD)。ユニットは25cm径。高レスポンスで深みのある低域再生と、95Wの低消費電力を両立させている。カラーはブラウンバーチのほかに、楽器のピアノと同様の塗装技術を用いたピアノブラックも用意。 コンパクトな筐体でも大型システム並みの重低音再生が行なえるという独自技術を進化させた「A-YSTII」方式と、底面の拡散板により水平4方向に再生音を放射する「QD-Bass」技術を採用。スピード感のあるクリアな再生を実現したとしている。さらに、独自形状のリニアポートで風切り音を低減させている。 再生周波数帯域は20~160Hz。入力端子はスピーカーターミナル×1とRCA×2。外形寸法は406×406×445mm(幅×奥行き×高さ)、重量は21kg。
( 2008年9月4日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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