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セイコーエプソン株式会社は9日、フルHDに対応したホームシアタープロジェクタ向け液晶パネルの新モデル2機種を開発したと発表した。倍速駆動対応の新D7/C2FINEパネルは、同日発表されたプロジェクタ「EH-TW4000」に採用されている。 ハイエンドと位置付けられているC2FINEパネルの「L3C07U-85G11」と、エントリー向けのTN型D7パネルの「L3D07U-85G30」をラインナップ。どちらも解像度は1,920×1,080ドットで、サイズは0.7型。 「L3C07U-85G11」は倍速駆動に対応したのが最大の特徴。中間フレームの入った120フレーム/秒の映像信号を入力/表示できる。さらに、動画応答性も改善したという。 また、映像信号伝送用のMini-LVDSインターフェイス機能をビデオ信号処理ICに内蔵。使用するICを従来の4個から1個に削減することで、高コントラストや黒の表現力などを継承したまま、回路の小型化を実現したとする。画素ピッチ8.5μmや、52%の開口率などは従来モデル「L3C07U-85G10」と同じ。液晶ドライバは12bit。
TN型有機配向方式のエントリー向け「L3D07U-85G30」は、フロントプロジェクタ向けの0.7 型TN型有機配向膜品として初のフルHD対応パネル。EH-TW3000に採用されている。映像信号伝送はCMOS。画素ピッチは8.5μm、開口率は52%。液晶ドライバは10bit。
□エプソンのホームページ
(2008年9月9日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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