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パイオニア株式会社は、同社初となるBlu-ray Discレコーダを10月上旬に発売する。MPEG-4 AVC/H.264録画に対応しており、HDD容量1TBの「BDR-WD900」と、500GBの「BDR-WD700」の2モデルを用意。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格はWD900が28万円前後、WD700が18万円前後の見込み。
MPEG-4 AVC/H.264のトランスコーダを搭載しており、ストリーム録画の「DRモード」に加え、MPEG-4 AVCで録画する、ビットレート約12Mbpsの「HGモード」、約8Mbpsの「HXモード」、約4.8Mbpsの「HEモード」を用意している。 なお、BD/DVDメディアへの直接録画には対応していない。AVCへの変換はHDDへの録画時とHDDからBDへのダビング/ムーブ時に可能。DRモードで録画した番組をHG/HXモードに変換しながらのダビングは可能だが、HEモードに変換しながらのダビングはできない。HEモードでHDDに録画した番組は、BDへの高速ダビングとなる。また、HDD内のDRモード番組をAVCに変換して、HDD内に保存することもできない。
HDDに録画した番組を28分割し、インデックス表示することで、長時間番組でも観たいシーンを簡単に探せるという「シーンビュー」機能を搭載。HDDからBDへダビングする際、録画レートを10段階から自動選択する「ハイビジョンジャストダビング」機能も使用可能。ダビング10もサポートする。
筐体はプラズマテレビ「KURO」とデザインマッチする、黒光沢仕上げのデザインを採用。HDMI CECの「KURO LINK」にも対応しており、KUROとHDMI接続することで、テレビのリモコンからレコーダの録画/再生操作が可能。レコーダの「ディスクナビ」ボタンを押すとテレビが自動的に電源ONになり、レコーダ入力へと切り替わる。さらに、画質面でも自動的にKUROに最適なセッティングになる機能を搭載している。 HDMI出力は1系統で、Deep Color、x.v.Colorをサポートし、1080/24p出力も可能。BDビデオ再生では、特典映像などのPinP(子画面表示)に対応。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master AudioのHDMIビットストリーム伝送も可能。静止画表示機能「フォトビューワー」も備えている。 入力端子はS映像×2、コンポジット×2、アナログ音声(ステレオ)×2。出力はHDMI×1、D3×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声(ステレオ)×2、光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1。静止画入力用のUSB端子、モジュラー、Ethernet、i.LINK(HDV/TS)×2も備えている。
□パイオニアのホームページ
(2008年9月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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