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株式会社BCNは、デジタルビデオカメラの販売動向について直近の1年間の調査結果を発表した。なお、2008年9月の調査数値は1~21日までの速報値である。8月の販売台数は前年比110.2%、9月は102.4%(同)と前年を上回る勢いで推移している。一方、税別の平均単価は8万円前後でほぼ横ばいという結果となった。 対応メディア別にみると、HDD搭載タイプは全体の6割近くのシェアを確保し、安定的に推移している。一方昨年秋以降大幅な伸びを見せているのはメモリタイプ。9月速報値では32.7%と3割を超える勢いを見せている。BCNは「メモリタイプのこの伸びは、しばらく続きそうだ」としている。 また、9月速報値のデジタルビデオカメラ全体の販売台数のうち、ハイビジョンカメラの販売台数は全体の75%を占める。前年と比べると、約15%以上の伸びを示している。
メーカー別の販売台数シェアでは、ソニーが安定した推移で1位をキープ。9月速報値でも39.3%となっている。続く2位グループでは、昨年秋以降ビクターと松下がシェア2割の攻防を繰り広げながら推移。新製品を発売した2月にはソニーに急接近した場面もあったが、勢いは長続きせず、翌月には2割のレベルに戻っている。 一方キヤノンは、3月発売の「iVIS HF10」が好調で、4月にはシェア17.8%に拡大。さらに8月発売の後継「iVIS HF11」も好調を受け継ぎ、9月速報値では18.6%を獲得。松下、ビクターを僅差ながらかわして2位に浮上している。
□BCNのホームページ ( 2008年9月26日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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