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富士ソフト株式会社は29日、任天堂のゲーム機「Wii」向けのVODサービス「みんなのシアターWii」を12月にスタートすると発表した。配信サービス用ソフトウェア「みんなのシアターWii」は「Wiiウェア」を通じて販売。価格は500Wiiポイント(1ポイント=1円/500円)。コンテンツの価格は1本100~400Wiiポイントを予定している。 Wiiウェアを通じてのVOD配信サービスは初めて。未就学児から小学生、その親の世代までを対象としており、子供と一緒に楽しめるアニメや子供向け教育番組、映画などを中心にラインナップする予定。視聴ソフトは現在開発中であり、「今回の発表を機に、コンテンツホルダとの交渉を進めていきたい」(富士ソフト広報)という。そのため、コンテンツ数やラインナップなどは未定であり、11月中旬頃に詳細なサービス内容の発表が予定されている。
ストリーミング配信のみで、コンテンツ購入後は3日間(72時間)再生が可能。映像フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264を採用。SD解像度が予定されている。 視聴ソフト「みんなのシアターWii」には、同社がデジタルテレビやIPTV向けソフトの開発で培った技術を投入した、動画プレーヤー「ULEXIT」(ウレキサイト)を内蔵。ソフトウェアとしてはMPEG-2/WMVにも対応。音声コーデックはMPEG1-Layer1/2/3、WMA、AACをサポート。独自のDRMも採用している。 「コンパクトな設計のソフトウェアであり、様々な機器に対応できる。今回のサービスでは、Wiiの処理能力でMPEG-4 AVCのデコードに対応したのが特徴」(富士ソフト)とのこと。配信システムなど、プラットフォーム全体を富士ソフトが手掛ける予定で、システム的にはアプリケーションサーバーシステムと連動することで、動画を使った投票ゲームやショッピングチャンネルなどへも対応できるという。
9月30日~10月4日まで幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2008」、および10月9日~12日まで幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2008」の同社ブースでデモ展示される。
□富士ソフトのホームページ
(2008年9月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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