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キヤノンは、自社開発の16:10/1,920×1,200ドットLCOSパネルを搭載した液晶プロジェクタ「WUX10」を12月上旬より発売する。価格は157万5,000円。 1,920×1,200ドットのWUXGAパネルとしては世界最小という0.71型の自社開発LCOSを搭載した液晶プロジェクタ。開口率の高いLCOSの採用により、格子感の少ない映像表示を可能とし、細かい文字や線などの投射時の画質を向上している。 キヤノン独自の光学エンジン「AISYS(Aspectual Illumination System)」を採用。光の利用効率と均一性を高めて、コントラスト比1,000:1、輝度3,200ルーメンを実現している。ランプ出力は275W。 レンズは新開発光学1.5倍(F1.85~F2.65)の電動ズームレンズで、最小40型(投射距離1.2m)~最大300型(同9.1m)の投射が可能となっている。色収差や曲面収差、湾曲収差なども改善し、同社の一眼レフ用レンズ「EFレンズ」の最上位「Lレンズ」と同等レベルの高性能を実現しているという。 また、レンズの光軸と投射映像の下端の高さが一致している「10:0レンズシフト方式」を採用し、プロジェクタの傾きによる台形ゆがみを気にすることなく、本体設置が可能という。 10bit ADコンバータの搭載により、入力から表示まで10bitで映像処理して、画像ノイズを低減。画質モードはスタンダード、プレゼンテーション、sRGB、ムービーの4種類を用意している。 本体の「AUTO SET」ボタンを押すだけで、フォーカス調整や台形ゆがみ補正、入力検出、スクリーン色補正などを自動で行ない、セッティングを完了する「オートセットアップ」を搭載。約4秒ですべての調整が完了するという。 入力端子はHDMI×1、DVI-I×2、アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声(ミニ)×3。出力端子はアナログRGB×1(D-Sub 15ピン)、アナログ音声(ミニ)×1を装備する。RS-232端子やEthernetも装備する。 消費電力は400W(標準)/330W(静音)/7W(待機時)。騒音レベルは36dB(標準)/32dB(静音)。外形寸法は284×336×114mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.0kg。リモコンやレンズキャップ、キャリングバックなどが付属する。 □キヤノンのホームページ ( 2008年10月14日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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