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アキュフェーズ株式会社は、フォノイコライザーアンプの最上位モデル「C-27」を12月中旬より発売する。価格は525,000円。 アナログプレーヤー用のステレオフォノイコライザーアンプ。MM/MC専用の独立アンプ構成とし、それぞれ目的に応じた最適な回路方式・素子を使用することで、徹底した低雑音化を図り、優れたひずみ率、高域特性などを実現したという。 出力電圧を10dBアップさせるGAINスイッチや、MM時3種類(1/47/100kΩ)、MC時6種類(3/10/30/100/300Ω/1kΩ)の負荷インピーダンスを選択可能なスイッチを搭載し、カートリッジに合わせた信号増幅が可能となった。
信号経路の主要部品類に金プレート処理を施し、入力端子は約10倍の厚みを持たせた。またイコライザーアンプ部にテフロン基材(ガラス布フッ素樹脂基材)を採用し、低誘電率/低損失を実現したという。 電源回路から混入するノイズを防ぐため、トロイダル電源トランスと平滑回路を左右独立構成に、さらにMM/MCイコライザーアンプも左右独立に配置。 また、超低域の振動ノイズをカットオフするノイズフィルター「サブソニック・フィルター」を装備する。 入力はアナログ音声(RCA)を3系統装備。出力はアナログ音声を2系統(XLR×1、RCA×1)を備え、バランス出力の極性切替スイッチも搭載。フロント面はゴールド調のパネルにサイド面はパーシモンによる本木目仕上げとなっている。 RIAA偏差はMMが±0.5dB(10Hz~100kHz)/±0.3dB(20Hz~20kHz)、MCが±0.3dB(10Hz~100kHz)。全高調波ひずみ率は0.005%(1kHz、定格出力時)。ゲインはMMが30dB、MCが60dB(ノーマル時/GAINボタンOFF)。入力感度は、MMが63.2mV(30dB)/20mV(40dB)、MCが2mV(60dB)/0.63mV(70dB)。最大出力は8.0V。出力インピーダンスは50Ω。 消費電力は35W。外形寸法は465×405×121(幅×奥行き×高さ)、重量は14.5kg。
□アキュフェーズのホームページ ( 2008年11月11日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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