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株式会社ルネサス テクノロジは17日、フルHD液晶テレビ向けの倍速表示用信号処理LSIとメモリチップを1パッケージにした「R8J66744BG」を製品化したことを発表した。2009年1月からサンプル出荷を開始。パッケージは345ピンのBGAで、サンプル価格は2,300円。 1,920×1,080ドットのフルHD液晶テレビ向け倍速表示用LSI。同社の従来製品での倍速表示より、画質を大幅に向上する独自の画像処理エンジンを搭載。動きの異なる入力画像ごとに、最適な画質を判定し、設定することが可能。また動き検出領域を拡大して、動きの速い画像への追従性を向上したという。 起動処理専用のハードウェアを利用し、起動時間を1秒以下に短縮。ソフトウェア処理で数秒程度掛かっていた従来の起動時間を、大幅に短縮することに成功した。 入力映像ソースの周波数を変換する「フレームレートコンバータ機能」や、フィルムなどの24pソースを60コマで表示する際に、画像のブレなどを防ぎ滑らかに表示する「フィルムデジャダーキャンセル機能」を搭載する。 メモリのDRAMチップも一緒にパッケージされており、外付けDRAM部品の削減が可能。またパッケージ内の接続により、ノイズの発生を低減。開発期間短縮やコストを抑えることができるという。
□ルネサス テクノロジのホームページ ( 2008年11月18日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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