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マランツ、iPodの音声をBluetooth送信するDock
-AVRCP対応でiPodをAV機器用のリモコンに


左が受信部。右が送信部と充電部を組み合わせたもの。iPodは付属しない
2009年1月発売

標準価格:26,250円


 株式会社マランツ コンシューマー マーケティングは、iPodの再生音をBluetoothで無線伝送できる「ワイヤレス iPod Dock」を2009年1月に発売する。価格は26,250円。カラーリングはシルバー。対応iPodは第4世代以降のDock端子搭載モデルで、第1/2世代のiPod touchにも対応。iPhone 3Gには対応していない。

 iPodの再生音をBluetoothで送信するための送信部(ハンドセット)と、それを受信し、オーディオ機器などに接続するための受信部(エクステンダー)そして、ハンドセットを充電/設置するための充電部(ベースユニット)の3つで構成されるシステム。送信部と充電部は脱着可能。送信部をiPodに装着したまま使用できるのが特徴で、iPodをオーディオ用音楽ソースの1つとして使えるほか、AV機器用リモコンとしても使用できる。

上にあるのが送信部。写真のように充電部に搭載できる。iPodに装着して利用し、ダイヤル式の高さ調節機能でDockアダプタ無しで様々なiPodに装着可能 受信部。音声出力に加え、有線接続時用に映像出力も装備。左側にはカテゴリ5のツイストペアケーブル接続用のRJ-45端子を2個備えている

 バージョン2.1 + EDRのBluetoothに対応し、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)をサポート。iPodの再生音を受信部に無線伝送する。受信部には出力端子としてアナログ音声、コンポーネント、S映像、コンポジットを各1系統用意しており、受信した音声を出力できる。送信距離は約10m。映像の無線伝送はできないが、LANケーブルとしても使われるカテゴリ5のツイストペアケーブルで充電部と受信部を有線接続し、充電部に送信ユニットを搭載すると、映像が有線で送られ、受信部の映像出力からiPod内の映像が出力できる。このケーブルで音声も伝送できるほか、受信部から充電部への電源供給も行なえる。

充電部は壁掛け可能。それに合わせて送信部の搭載角度調節ができる

 BluetoothのプロファイルはAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)もサポート。受信部にはRS232C端子も備えており、マランツ製アンプの電源ON/OFF、ボリューム操作、入力切り替えを送信部から行なえる。これらのボタンは送信部に備えており、iPodのタッチスクリーンから操作するわけではない。さらに、受信部には外部コントロール端子も用意。充電部と受信部を有線接続すると、カスタムインストール機器や、カスタマイズリモコンとの連動も行なえるという。なお、受信部は送信部以外のBluetooth対応機器との連携も可能。

 送信部にはUSB端子も備えており、iPodを装着したまま、iPodとPCの接続が可能。ダイヤル式の高さ調節機能を備えており、Dockアダプタ無しで様々なiPodを接続できる。充電部は壁掛も可能で、送信部の搭載角度も調節できる。

 外形寸法と重量は、送信部が67×30×105mm(幅×奥行き×高さ)で68g。充電部が123×123×49mm(同)で、230g。受信部が191×60×36mm(同)で、230g。受信部にはアンテナも付属している。電源はACアダプタ。

□マランツのホームページ
http://www.marantz.jp/
□ニュースリリース
http://www.marantz.jp/ce/news/press/2008/20081121-IS301.html
□製品情報
http://www.marantz.jp/ce/news/press/2008/is301.html

(2008年11月21日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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