|
プロダクション I.Gの新作3DCGアニメとして、叶姉妹をモデルとしたセクシーなキャラクターが活躍する「ABUNAI SISTERS -KOKO & MIKA-」のDVDが、2009年3月5日に株式会社ポニーキャニオンから発売される。購入者が集まれば集まるほど価格が安くなる、珍しい“ギャザリング販売方式”を取り入れたソフトとしても注目を集めており、予約開始前日となる26日、キャラクターのモデルとなった叶姉妹がプロモーションイベントを開催した。
先着順で特典も用意されており、先着500セットには購入者ニックネームをクレジット、さらに、叶姉妹との“ABUNAIプライベートパーティー”への招待券も贈られる。先着1,500セットまでには、KOKO、もしくはMIKAの大フィギュア(約16cm)、先着2,000セットには姉妹の直筆サイン、先着3,000セットにはKOKOとMIKAがセットになったチェーンフィギュア(約5cm)、先着5,000セットにはデジタルトレーディングカード(スペシャル)がプレゼントされる。さらに、購入者全員特典として、メイキングDVDやデジタルトレカのスタンダード版も同梱する。 日米同時発売ということもあり、制作発表は8月にアメリカ・ボルチモアで開催された米国のアニメコンベンション「OTAKON 2008」で行なわれた。KOKOとMIKAというセクシーでファンキーな姉妹が活躍するアニメ。イラスト原案は、プロ野球オリックスのキャラクターマスコットを手掛けるなど、日本デザイン界の第一人者である松下進が担当している。 なお、姉は叶恭子であるため、本来は「KYOKO」だが、米国では発音しにくいため「KOKO」と呼ばれている。
■ 恭子さんはプロダクション I.G好き!? 主人公は人気女優として、ダイナマイトボディで男達を魅了している2人。しかし、彼女たちには世の中の悪い男達に“仕置き”を与えるシークレットエージェントという裏の顔があった。銃器を持たせたら超一流のKOKO、マーシャルアーツで悪を懲らしめるMIKA。今回の舞台は、世界のセレブが集まる最高級リゾート地がある砂漠の国。久しぶりのバケーションを満喫する姉妹に、忍び寄る影……。彼らの狙いは、姉妹が持つ“永遠の美をもたらす”という幻の宝石だった。
3DCGアニメになった感想を聞かれた叶姉妹の妹、美香さんは「私たち自身がよく“カートゥーンのアニメキャラみたい”と言われるのですが、こうして本当にアニメになるとは思いませんでした」と感激した様子。意外にもアニメ好きだという姉の恭子さんも「私たちの普段とは違った一面を表現していただいて嬉しいです」と笑顔で答えた。 恭子さんがご機嫌なのにはもう1つ、理由があるという。それは、製作を「攻殻機動隊」や「スカイ・クロラ」などで知られる、世界トップクラスのアニメスタジオ、プロダクション I.Gが担当していること。「聞けば“世界トップクラスのアニメスタジオ”とのこと。“トップ”という言葉は私の好きなワーズの1つですの。最上級とか、最高とか……」とウットリ。そんな恭子さんが好きなアニメは、ピクサーの「モンスターズインク」だという。「シンガポールエアラインのファーストクラスで、(上映された映画を観て)大声で泣いている人がいて、誰だろうと思ったら姉でした」と、美香さんが意外なエピソードを披露した。
アニメのKOKOは銃器のスペシャリストという設定だが、恭子さん自身は「銃は必要ありません。私自身が人間ウエポンなので」と、意味はよくわからないが、説得力のあるコメント。美香さんはマーシャルアーツの達人という設定だが、自身も「それなりに格闘技はできます」とのこと。しかし、隣で姉が「ジャッキー・チェンに教えられて、彼も驚くほどの腕前なんです。回し蹴りが得意で、ヒールでも宙に浮いて一回転して……」と話を膨らませると、その腕をつかんで「そこまでは……」と苦笑いで首を振る一幕も。
作品の製作発表で訪れた米国のアニメコンベンション「OTAKON 2008」では、「アニメに生活の全てを捧げる人達の熱気に驚かされた」、「熱烈に歓迎してもらえました」と語る2人。恭子さんは日米のアニメファンの違いについて、「あまりアニメ界を知らない、私の狭い知識の中での感想ですが」と前置きした上で、「日本のアニメファンはどちらかというと“閉じた”イメージですが、アメリカのアニメファンは“開いている”と感じた」という。 日本では漫画好きと言われる総理大臣が話題を集めているが、「今回のアニメもぜひ(総理に)観ていただきたいです」と笑う2人。「政治家も含め、作品の中には“これはあの人じゃないの?”と思えるようなキャラクターも登場しているので、期待していてください」と作品のアピールで締めくくった。
□作品の公式サイト
(2008年11月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|