|
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は26日、BDプレーヤーやホームシアター製品などの家庭用途から車載用、業務用などの幅広い用途で使えるマルチオーディオコーデックと、オーディオDACの合わせて4モデルを発売することを発表した。 現在供給中で、1,000個受注時の参考単価は、マルチオーディオコーデックの「PCM3168A」が5ドル。DACの「PCM1690」が2.6ドル、「PCM1691」が2.5ドル、「PCM1789」が1.9ドルとなっている。 いづれも高音質を追求した技術「33レベル・カレント・セグメント・D/Aコンバータ方式」を採用。業界最高性能を謳う同社「PCM1792A」の音質を継承する作りになっているという。 「PCM3168A」は、24bitで96/192kHzに対応したマルチオーディオコーデック。107dBのSN比性能を持つ6チャネルのADC、および112dBのSN比性能を持つ8チャネルのDACを内蔵している。差動/シングルエンド可変入力、差動出力を備える。 Sカーブ・デジタル・アッテネーション機能と、サラウンド時のチャネルレベル校正に便利な2ステージ・ボリューム調整機能などを搭載。TDMフォーマットにも対応している。 「PCM1690/1691/1789」の3モデルは、24bit/192kHzに対応したオーディオDAC。内蔵8チャネルのPCM1690は、SN比が113dBで差動出力。同じく8チャネルのPCM1691は、111dBでシングルエンド出力。2チャネルのPCM1789は、113dBで差動出力となっている。 クロック停止検出によるミュート機能を搭載。DACへの入力クロックの同期状態を監視し、クロック停止や同期外れを検出した場合に、DACのアナログ出力を自動的にミュートしてノイズを防ぐことが可能だという。
□日本TIのホームページ ( 2008年11月26日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|