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米Appleのスティーブ・ジョブズCEOは5日(現地時間)、Apple Communityに向けてメッセージを公開した。その中で、6日から開催されるMacworldの基調講演に登壇しない理由が健康回復に努めるためだと説明した。治療には今年の春頃までかかる見通しだが、回復期間中もCEOとしての仕事は継続するという。 ジョブズ氏は近年、イベントの基調講演などで登壇するたびに痩せてるように見えたため、健康不安説も流れていた。その原因は自身や主治医にもわからなかったというが、詳しい検査の結果、ホルモンのバランスが崩れたことで、必要なタンパク質が失われていたことが数週間前に判明したという。 既に治療は開始されており、「栄養的な治療であり、比較的簡単なもの」(ジョブズ氏)だという。しかし、回復には春の終わり頃まではかかる見通し。ジョブズ氏は「CEOとしての責務が果たせなくなった時は、誰よりも先に自分で取締役会に知らせる」と語り、今後もCEOとしての職務に全力を傾ける姿勢をアピールしている。
なお、Macworldの前日にこうしたメッセージを発表した理由について、「基調講演をフィル(フィル・シラー上級副社長)に任せると決めたことで、健康不安の噂が錯綜し、私が死の床にあるかのような話まで出ている。皆さんがリラックスして明日のショーが楽しめるよう個人的なことを発表した」としている。
□米Appleのホームページ (英文)
(2009年1月6日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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