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カシオは、デジタルカメラ「EXILIM」において、最大1,000fpsまでのハイスピード撮影が行なえる薄型コンパクトモデル「HIGH SPEED EXILIM」2製品などをCESで発表した。
また、新コンセプトの製品として、カメラ内で静止画の上に動画を合成できる機能「Dynamic Photo」を搭載したコンパクト機3製品も発表した。 「HIGH SPEED EXILIM」は、CMOSシフト式の手ブレ補正機能を備えた上位モデルの「EX-FC100」が399.99ドル、薄型の「EX-FS10」が349.99ドル。「Dynamic Photo」対応モデルは、「EX-Z400」が299.99ドル、「EX-Z270」が229.99ドル、「EX-S12」が249.99ドル。いずれも3月に発売する。
■ HIGH SPEED EXILIM
ハイスピード撮影は、日本でも発売されている「EXLIM PRO EX-F1」(最大1,200fps) や、「EX-FH20」(同1,000fps)において採用された機能。超高速連写によりスローモーション映像が記録できる。
動画撮影のフォーマットはMotion JPEG(AVI)。1,000fps以外に420/210/30~210fpsのモードも利用できる。そのほか、720p/30fps動画撮影も行なえる。記録メディアはSD/SDHCカード。 撮像素子は両機種とも1/2.3型のハイスピードCMOSで、総画素1,029万画素、有効910万画素。光学ズームはFC100が5倍(F3.6~4.5)、FS10が3倍(F3.9~5.4)。静止画記録は最大3,456×2,592ドット。FC100のみCMOSシフト式の手ブレ補正機能を備える。 液晶モニタはFC100が2.7型/320×240ドット、FS10が2.5型/320×240ドット。外形寸法と重量は、FC-100が99.8×22.6×58.5mm(幅×奥行き×高さ)、約148g、FS-10が97.1×16.3×59.4mm(同)、約121g。
■ Dynamic Photo対応モデル
Dynamic Photoは、本体で撮影した動画に別の静止画を背景として合成できる機能。まず人物が動いているところなどを動画で撮影。次に、同じアングルで人物のいない場面を撮影することで、その差分である人物の動画を抜き出すことができる。その動画の背景に、任意の静止画を配置。月面の写真などと合成し「月の上を歩く」といった動画を作ることができる。
対応モデルは、有効画素1,210万画素/光学4倍ズームのEX-Z400と、1,010万画素/光学4倍ズームのEX-Z270、1,210万画素/光学3倍ズームのEX-S12。
3機種とも、640×480ドット/30fps動画や、1,280×720ドット/24fpsのMotion JPEG(AVI)動画撮影も行なえる。記録メディアはSD/SDHCカード。 1月7日(現地時間)に行なわれたプレスカンファレンスでは、カシオの樫尾和雄社長が自らDynamic Photoをデモ。ユニークなグリーティングカードなどが作成できたことで会場は盛り上がった。 CESのカシオブースでは、実際にDynamic Photoを体験できるコーナーを用意。また、撮影した動画/静止画をHDMI接続のテレビに表示できる「EXILIM STATION」も参考展示している。SD/SDHCカードスロットとHDMI出力を備えたユニットで、Dynamic Photoをテレビの画面で楽しむことができることが特徴。発売時期や価格などは未定。
□2009 International CESのホームページ(英文) ( 2009年1月10日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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