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NECは、PCベースのホームサーバーを中心としたオンデマンドソリューション「Lui」の新モデルを29日より発売する。価格はオープンプライス。 サーバーPCの画面と音声を独自形式にリアルタイム圧縮し、家庭内や外出先にあるクライアント「PCリモーター」に送信することができるPCオンデマンドソリューション「Lui」。今回は操作性を向上したPCリモーターや、サーバーボードとのセットモデルを用意。自作PCでも利用可能になった。またサーバーPCとして「VALUESTAR R」の新モデルも発売する。
■ PCリモーター 宅外からでも無線LANアクセススポットなど経由し、自宅サーバー機を遠隔操作できるPCリモーター。AVCHD動画の編集など、重い処理もリモーターの遠隔操作で行なえる。また、リモート接続を介して映像や音楽を観賞することもできるが、デジタル放送を録画したものや、DVD/BDソフトなど、著作権保護が施された動画コンテンツは観賞できない。 今回既存の薄型軽量のノートタイプ「RN700」と、小型軽量のポケットタイプ「RP500」の両モデルにおいて、操作性を向上させた新モデルを発売。店頭予想価格はノートタイプ「RN700/2C」が8万円前後、ポケットタイプ「RP500/2C」が4.5万円前後の見込み。 RN700/2Cではイー・モバイル社製のデータ通信カードに対応し、利用場所を拡大。さらに回線遅延の影響を受けない「ターゲットポインタ」の搭載などで使い勝手を向上したという。RP500/2Cではカーソルスティックの機能を拡大し、操作性を改善した。 またPCリモーターと、組み込み可能なサーバー用ボードのセットモデルも販売。拡張ボードをスロットすることで、自作PCなどがサーバーPCとして利用可能になる。ラインアップはPCIバス用と2スロット式のLowProfile用の2モデル用意。 店頭予想価格はRN700/2CとのPCI拡張カードセット「RN700/2CS」が110,000円前後、LowProfile拡張カードセット「RN700/2CL」が115,000円前後の見込み。RP500/2CとのPCI拡張カードセット「RP500/2CS」が75,000円前後、LowProfile拡張カードセット「RP500/2CL」が80,000円前後の見込み。 サーバーPC用OSは、Windows XP Professional/Home Editionに加え、Vista Home Premium/Ultimate/Businessも対応する。
■ VALUESTAR R Luiシリーズ 自宅サーバー機として、「PCオンデマンド」機能を搭載した「VALUESTAR R」Luiシリーズも新モデルを発売。リモートデスクトップにも対応。回線速度にあわせて2つの画面転送方式を選べるハイブリッドリモートスクリーンの利用が可能になる。 BD-R/REドライブ搭載機では、液晶付属のスリムタワー「VR900/SM」と、液晶別売のマイクロタワー「VR930/SN」の2モデルを用意。店頭予想価格はVR900/SMが27万円前後、VR930/SNが225,000万円前後の見込み。 ともにOSにWindows Vista Ultimateを採用。CPUはCore 2 Quad Q8200s(2.33GHz)、メモリは4GB搭載する。HDDは900が1TB、930が2TB。VR900/SMのみ22型/1,680×1,050ドットワイド液晶を備える。
□NECのホームページ ( 2009年1月13日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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