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パナソニック株式会社は、「VIERA」シリーズのプラズマテレビ、HDパネル搭載モデルを刷新。自動節電機能や「アクトビラ ビデオ・フル」に対応した「X1」シリーズとして42V型と37V型を2月1日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は42V型が21万円前後、37V型が18万円前後の見込み。
PX80シリーズの後継モデルと位置付けられており、従来はフルHDパネルのPZ800やPZR900などしか対応していなかった「アクトビラ ビデオ・フル」をサポート。リモコンの「らくらくアイコン」からアクセスでき、ハイビジョンの動画配信サービスなどが利用できる。さらに、Gガイドの新サービス「注目番組」に初めて対応するほか、自動節電機能も初搭載している。なお、LX80シリーズにラインナップされていた50型モデルは省かれている。 両モデルとも、地上/BS/110度デジタルチューナと地上アナログチューナを各1基搭載。パネル解像度は42V型が1,024×768ドット、37型が1,024×720ドット。ダイナミックブラックレイヤーを採用したパネルで、予備放電の駆動電圧をきめ細やかに制御することで「黒」を沈ませ、コントラスト比30,000:1を実現している。 最大18bitで映像信号処理を行なうリニアリティ制御技術や、色温度シフト制御技術などを導入。x.v.Colorにも対応している。動画解像度は720本以上。コントラストマネジメントや、インテリジェントエンハンサーなども備えている。
GガイドのEPGを採用しており、1月末から新たに提供される新サービス「注目番組」に初めて対応。放送局の情報を元に、Gガイドがお勧めする番組情報が、最大1カ月先まで表示されるというもので、紹介記事には写真なども使われるという。なお、パナソニックのレコーダ「DIGA」と連携し、紹介文表示画面から録画予約することもできる。 SDメモリーカードスロットも備えており、同社のSDハイビジョンムービーで撮影した、1,920×1,080ドットのAVCHD動画を再生することも可能。デジタルカメラで撮影した静止画を、BGM付きのスライドショーなどにして表示できる「ハイビジョンテレ写」機能も用意する。 HDMI連携機能「VIERA Link」を進化させ、自動節電機能を業界で初めて採用しており、「こまめにオフ」機能と「ECOスタンバイ」機能が利用できる。「こまめにオフ」は、例えばテレビでレコーダ内の映像を観賞し終わり、テレビのチューナで放送を観始めると、レコーダが使われていないことを検知。自動でレコーダのみ電源をOFFにし、節電するというもの。今後発売されるラックシアターやAVアンプの対応機器でも、使用後にテレビ放送に切り替えると自動に電源がOFFになる。 「ECOスタンバイ」は、待機電力を抑える機能。従来のDIGAでは、起動時間を短縮するクイックスタート機能をONにしていると、OFFの場合に比べ消費電力が増えていた。それ自体はDIGAの新モデルでも変わらないが、VIERAの新モデルとHDMI連携することで、通常はDIGAのクイックスタート機能をOFFにしておきながら、VIERAの電源がONになると、DIGAの電源はOFFにしたまま、クイックスタート機能だけをONにすることができるようになった。 これにより、VIERAの電源が入っていないにもかかわらず、DIGAのクイックスタート機能だけがONになっている状態が無くなり、消費電力の低減に繋がる。また、前述の「こまめにオフ」と併用することで、DIGAの映像を観ていない時はDIGAがOFFになり、VIERAの電源も落とすと、自動的にDIGAの消費電力が最小(クイックスタートOFF)にすることが可能。VIERAの電源ONを関知してクイックスタートがONになるため、利便性は損ねないという。対応するDIGAは「DMR-BW950/850/750、-BR550、-XP25V、-XP15」。 センサーカメラとの連動機能、FAX「おたっくす」で受信したデータを表示する機能、「どこでもドアホン」との連動なども装備。DIGAと連携した「番組キープ」、ラックシアターと連動しての「番組ぴったりサウンド」なども引き続き利用できる。
□パナソニックのホームページ
(2009年1月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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