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【CES】BDA、Blu-ray Discの3D対応を予告
-「BDはDVDを超える普及速度」とアピール


会期:1月8日~11日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
    Sands Expo
    The Venetian


 Blu-ray Disc Associationは、2009 International CES会場でプレスカンファレンスを開催。Blu-ray Discの3D対応などのロードマップを発表するとともに、Blu-rayビジネスの現状を報告した。

Andy Persons氏

 BDAの北米プロモーション委員会の議長を務めるAndy Parsons氏は、PLAYSTATION 3を含む、Blu-ray対応ハードウェアの数が1,070万台となったと報告。フォーマット立ち上げ後3年間の売上推移では、DVDの540万台を大幅に上回っているとし、Blu-rayの好調な立ち上がりをアピールした。

 また、ソフトウェアも北米で約1,100本が発売されており、12月に発売された「ダークナイト(The DarkNight)」が初のミリオン(100万本)を達成。10月に初の月間セールス200万本を記録(230万本)して以来、11月に300万本、12月には800万本を売り上げるなど、2008年の年末商戦が好調に推移したという。The DarkNightに加え、多くのヒットタイトルが出たためで、米国市場における2008年の総売り上げ枚数は、前年比で約4.5倍の2,409万枚で、フォーマット立ち上げ以来の総販売枚数は3,000万枚を超えた。


BDプレーヤーの売上はPS3を含めて1,070万台に フォーマット立ち上げ後3年の普及率はDVDやHDTVを上回る
北米のタイトルは1,100本に。初のミリオンはダークナイト BDタイトル販売の推移

 今後の展開としては、ネットワーク機能のBD-Liveと「デジタルコピー」への対応を強調。「Beyond High Definition」を掲げ、単に“HD=高精細”だけでないBDの拡張性を強調していくという。

BD-Live、デジタルコピー、3Dへの対応を強化

 BD-Liveについては、21のタイトルが既に市場投入されているほか、9モデルのプレーヤーが対応。さらに、CESで11のBD-Live対応プレーヤーが発表されたという。BD-Liveにより、追加コンテンツやSNS、ゲームが楽しめることなどを紹介。「“これがすぐにキラーアプリケーションになる”、とはいえないが、既に25%のプレーヤーがBD-Liveに対応している。その数はどんどん増えていくだろう」とBD-Liveへの期待を語った。

 さらに、BDディスクを媒介とし、BDに記録した、もしくはネットワークダウンロードで配信されるポータブルプレーヤーやPC向けのコンテンツ「デジタルコピー」の拡大も予測。すでに53タイトルが発売されているが、「Blu-rayに新しい価値を与えるもの。より多くのディスクで対応していくだろう」とした。

 最後に、3Dへの取り組みを紹介。「BDAの中にも多くの提案が出ている。さまざまなアプローチがCESでも紹介されている。BDを最高のパッケージプラットフォームとするだけでなく、最高の3D体験の実現を目指す」とし、3Dの規格化に向けて取り組む姿勢を示した。

□2009 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/
□Blu-ray Disc Associationのホームページ(英文)
http://www.blu-raydisc.com/index.htm
□関連記事
【2009 International CESレポートリンク集】
http://av.watch.impress.co.jp/docs/link/2009ces.htm

( 2009年1月14日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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