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カシオ計算機株式会社は、デジタルカメラ「EXLIM」の新製品として、撮影した被写体を切り抜いて静止画と合成できる「ダイナミックフォト」機能を搭載した「EXLIM ZOOM EX-Z400」と「EXLIM CARD EX-S12」を1月23日より順次発売する。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格はともに3万円台後半の見込み。
EX-Z400は、広角28mm、光学4倍ズームレンズ(F2.6~5.8、35mm換算焦点距離28~112mm)を搭載したデジタルカメラ。ボディカラーはゴールド(GD)/ピンク(PK)/ブラウン(BN)の3色を用意し、ゴールドとピンクを1月23日から、ブラウンを1月30日から発売する。 EX-S12は、カードサイズのボディを採用し、光学3倍ズームレンズ(F2.8~5.3、35mm換算焦点距離36~108mm)を搭載。ボディカラーはシルバー(SR)/ピンク(PK)/グリーン(GN)/ブラック(BK)の4色を用意し、2月下旬より発売する。 デザインや光学系の仕様は異なっているものの、いずれも1/2.3型、有効画素数1,210万画素のCCDを搭載。記録メディアはSD/SDHCメモリーカード。 静止画記録解像度は最高12M(4,000×3,000ドット)、3:2(4,000×2,656ドット)、16:9(4,000×2,240ドット)、8M(3,264×2,448ドット)、5M(2,560×1,920ドット)などを用意する。 動画撮影機能も搭載。Motion JPEGコーデック、AVI形式で、最高1,280×720ドット/24fpsの動画撮影に対応する。記録モードは720pのHDのほか、STD(640×480ドット/30fps)、LP(320×240ドット/15fps)を用意している。1,280×960ドットで毎秒10枚、1,600×1,200ドットで毎秒4枚の連写機能も搭載する。 さらに、映像エンジン「EXILIMエンジン4.0」を搭載し、撮影した被写体を切り抜き、背景となる別の静止画に合成できる「ダイナミックフォト」機能も搭載。連写した20枚の画像と、静止画を組み合わせ、動く被写体を切り抜いて合成することで、写真の中で被写体が動く画像を創り出せる機能。パソコンを使わずに、カメラ本体だけでダイナミックフォトを創作できる。なお、動画ファイルとして書き出すことはできない。ダイナミックフォトの使い方や作例については、同社の専用ページで紹介している。また、EXILIMエンジン4.0の搭載により、色再現性や階調表現の向上や、高感度撮影時のノイズ除去性能の向上などを図っているほか、従来比約30%の省電力化も達成した。 EX-Z400のみ、CCDシフト方式の手ブレ補正機能を備えているほか、手ブレしやすい夜景やでも、最適な設定で撮影できる「手持ち夜景撮影」を搭載。両モデルともWAV形式のボイスレコーディングに対応する。 液晶モニターはEX-Z400が3.0型/320×240ドット、EX-S12が2.7型/320×240ドット。連続撮影枚数はEX-Z400が約550枚、EX-S12が約270枚。外形寸法/重量は96.9×23.0×57.6mm(幅×奥行き×高さ)/約131g、94.2×14.9×54.6mm(同)/約112g。 □カシオのホームページ ( 2009年1月15日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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