|
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は22日、ADC/DACとステレオのヘッドフォンアンプ、モノラルのクラスDアンプを集積した低消費電力設計のステレオオーディオコーデック「TLV320AIC3107」を発表した。 5mm角の40ピンQFNパッケージを採用し、すでに出荷中。参考価格は1,000個受注時で3.85ドル。ポータブルメディアプレーヤーや、携帯電話、ナビゲーション機器などへの搭載を想定しているという。 最大96kHzまで対応する、97dBのSN比性能を持つステレオDACと、92dBのSN比性能を持つステレオADCを内蔵したオーディオコーデック。小型オーディオ機器などでも、CD音質の再生機能を実現するという。 また、ステレオのヘッドフォンアンプと、1W出力(8Ω負荷時)のモノラルのクラスDアンプを集積。基板実装面積の低減を可能にし、「オーディオ機器の設計を簡素化できる」としている。さらに3.3Vのアナログ電源で、48kSPS(キロサンプル/秒)動作時の消費電力が15mWという低消費電力設計を採用。バッテリ動作時間の延長も見込める。 アンプ駆動用の電源電圧範囲は2.7~5.5Vの広範囲設定で、バッテリに直結して動作が可能。またPLLを集積していることで、クロック回路の簡素化やシステムコストの低減ができるという。コントロールインターフェイスはI2S。シングルエンド、および差動に設定可能な複数のプログラマブル入出力を用意する。
□日本TIのホームページ ( 2009年1月22日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
Copyright (c)2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|