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3LCD事務局は、プロジェクタでカラー映像を投射した時の明るさを示す指標「カラー光束」を、1月より製品カタログなどに表示するように推奨すると発表した。ソニーとセイコーエプソンが、カタログや製品情報サイトにおいて記載を開始するという。 現在のプロジェクタ製品においては、明るさの指標として白を投射した際の値が主に用いられているが、「カラー光束」を表示することで、色作りの特性や効果を判断する指標になるとしている。2007年に、米Lumitaによって、白の明るさと同様の測定方法で提言された。単位も、白の明るさを示すものと同じ「ルーメン」(lm)で、メーカーによっては「カラー光束」以外に「カラーの明るさ」、「カラー出力」といった表記も用いられる。 測定方法は、9つのエリアに分かれたRGBのカラーパターンを3種類用意し、それぞれを投射して各パターンで9つのエリアの照度を測定する。それぞれの数値の平均を求め、それらを合算することで求められる。 3LCD事務局では、カラー光束を推奨する理由として、「映像の高解像度化、高い色再現性が要求されるコンテンツが急速に増えてきているが、今まで消費者は使用しているプロジェクターが鮮やかな色を再現しているかどうか判断する手段がなかった。カラー光束は、教室や会議室、リビングルームで使用する上で重要となる画質の指標となる」と説明している。
□3LCDのホームページ ( 2009年1月27日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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