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ソフトバンクモバイル株式会社は29日、携帯電話の2009年春モデルを発表した。世界初となる、ワンセグチューナを2基搭載した「932SH」など、9機種をラインナップ。ワンセグチューナを備えたモデルはその内以下の7機種となる。
いずれのモデルも音楽再生機能を備え、WMAやMP3などの形式をサポートする。ただし、従来の端末に付属していた楽曲リッピング&転送ソフト「S! ミュージックコネクト」は付属しない。既報の通り、「S! ミュージックコネクト」のダウンロード提供と、コミュニケーションサービス「S! ループ」は3月31日に終了する予定で、「今後はWindows Media Playerなど、様々なPCのリッピング&転送ソフトや、楽曲配信サービスのツールなどを使用して欲しい」(ソフトバンク)としている。
なお、今回の発表会は初めての試みとして、一般の観客が招待されている。また、発表会自体も吉本芸人が多数参加。彼らが“携帯芸人”として、それぞれ新製品の端末を紹介。笑いの絶えない発表会となった。
■ 932SH AQUOSケータイの新モデル「932SH」は、世界初となる、ワンセグチューナを2基搭載したのが特徴。観ている番組の裏番組を録画することができるほか、2番組同時録画も可能。画面を左右に分けて2番組を同時視聴できるほか、画面の右下にPinP(子画面表示)させることもできる。 なお、容量は公表されていないが、フラッシュメモリを内蔵。そこにワンセグ放送を録画できるのだが、内蔵メモリを使用する際は1番組のみの録画となる。例えば番組を観ながら裏番組を録画することは可能だが、2番組同時録画はできない。同時録画はmicroSDカード録画時のみ利用でき、対応メモリ容量は16GBのmicroSDHCまでサポート。2番組はどちらもメモリカードに録画される。予約録画でも2番組を重ねて予約できる。 ディスプレイは3.3型。筐体はサイクロイドスタイルを採用し、横向きにすることもできる。従来のサイクロイドスタイルは、液晶ディスプレイを支えるアーム部分とディスプレイ本体の間に段差が存在したが、今回のモデルでは回転機構を内側に内蔵。これにより、液晶の裏側がフラットな筐体となり、よりスッキリとしたデザインになっている。
ヒンジ部分に1つ、筐体左右に2つ、合計3基のスピーカーを内蔵し、バーチャルサラウンド再生が可能。音量にとらわれない、臨場感のある再生音を目指しており、ワンセグの番組内容に応じて、音質と画質を自動的に最適なものに切り替える「ジャンル連動」機能も備えている。 高い3D処理能力も備えており、新サービス「リアル3Dゲーム」に対応。OpenGL ESへの対応などにより、「携帯型ゲーム機クオリティーのゲームがプレイできる」という。「932SH」には「Mobile真・三國無双」、「METAL GEAR SOLID MOBILE」の体験版をプリインストールしている。 800万画素CCDのデジタルカメラ機能を備えるほか、Bluetoothにも対応。カラーリングはクリアブラック、ホワイトシルバー、シャンパンゴールド、ベリーピンクの4色を揃えている。
■ 930P
VIERAケータイ「930P」は、液晶を横向きにも開けられるダブルオープンタイプの端末。ワンセグやメールの読み書き、ネットサーフィンなどをPCライクな横向き表示で行なうことが可能。パナソニックの薄型テレビ、VIERAで培った技術を使った「モバイルPEAKSプロセッサー」を備えており、6,000:1のコントラスト比を実現。15fpsのワンセグを30fps表示する「モバイルWスピード」も利用できる。 507万画素のデジカメ機能を備え、ISO 1600までの高感度撮影ができるのも特徴。最大5人までの顔検出オートフォーカス機能も備えている。手ブレ補正は6軸式。カラーバリエーションはブラック、シルバー、ピンクゴールド、ターコイズ、レッド。
前述の3Dゲームにも対応しており、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」と、「風のクロノア~door to phantomile~」(体験版)、「パワースマッシュMobile」(体験版)などをプリインストールしている。
■ 930CA カシオの「930CA」はEXILIMケータイ。業界最速クラスという0.99秒で起動するカメラ機能が特徴。撮像素子は809万画素。6軸手ブレ補正と被写体ブレ補正機能を組み合わせた「ダブルブレ補正」機能も用意。LEDフラッシュも備えている。 ワンセグ受信も可能で、最大100件までの番組録画も可能。タイムシフト機能も備えている。ワンセグ放送は「CS5.1chサラウンド効果」を使い、広がりのあるサウンドで楽しむことも可能。カラーリングはブラック、ホワイト、ピンク、レッド。
■ 830N 薄さ約13.9mmのスリムな筐体が特徴。スライド式端末で、オープン時にカーブを描く「アークスライド」形状が特徴。電話をする際に自然とマイクが口元に行き、顔にフィットするという。3型の液晶はモバイルシャインビュー液晶。ワンセグは自動録画やタイムシフト機能を備えている。モバイルウィジェットにも対応し、エンターテインメント情報や各種ニュースを登録することもできる。デジカメは320万画素。
■ 831SH 「831SH」はモバイルウィジェットに対応したコンパクトなモデル。ブログツールに対応しており、ブログに手軽にアクセス&投稿できる、コミュニケーション機能の高さが特徴。ワンセグやミュージックプレーヤー機能も採用している。カラーはブラック、ホワイト、ゴールド、ブルー、ピンク、ミントグリーンを用意する。
また、キティ生誕35周年を記念した、キティケータイバージョン「831SH KT」も用意。デザインにキティを取り入れたほか、キティの待ち受けなどの限定コンテンツが楽しめる。カラーはストロベリーミルク。
■ 831P 「831P」はワンタッチ機能が特徴。様々な操作を1つのボタンに登録でき、ワンセグ機能の立ち上げや、良くアクセスするサイトなどを登録すれば、ワンタッチで呼び出せる。ワンタッチ機能は計12個用意。ディスプレイは3型。200万画素のデジカメ機能も用意している。カラーリングはネイビー、ピンク、ゴールド、ブラック、シルバー。
□ソフトバンクモバイルのホームページ
(2009年1月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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