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株式会社BCNは9日、2008年11月から2009年1月までの年末年始の市場分析結果を発表。年末年始に大幅な価格下落が生じたとしている。
主要家電量販店のPOSデータ集計に基づいた、「BCNランキング」の結果から分析。11月から1月の3カ月でもっとも単価下落が発生したのは、プラズマテレビで19.2%。次いでコンパクトデジカメが15.5%、液晶テレビが15.0%、レコーダは12.1%となっている。 薄型テレビの価格下落は12月に大幅に進み、さらに1月には下落ペースが加速したという。1月の平均単価は97,700円(税抜き)。また経済産業省が発表した機械統計の12月速報値で、液晶テレビの在庫が前年比で98.2%増と増加していることから、「3月に向けて価格下落は続く」と分析している。 レコーダ市場でも、Blu-ray Discレコーダの普及に伴い、20%前後の単価上昇を維持してきたが、年明けの1月では前月比で1割以上も急落。順調に拡大していたBDレコーダの比率が減少したためで、1月のBDの比率は台数ベースで56.1%と12月の64.4%を大幅に下回っている。金額ベースでも6.3%減となった。 ただし、単価下落が需要喚起に結びついたことから、プラズマテレビの台数は1月に前年比で約21.1%の増加となった。 なお、2008年1月から2009年1月の価格推移で、もっとも単価下落が激しいのがノートPCの28%(平均単価89,200円/税抜き)。これはミニノートPCの台頭という要因が大きいとする。次いで携帯オーディオの16.9%(同14,300円)、コンパクトデジカメの16.1%(同20,700円)、プラズマテレビの15.6%(同148,900円)、液晶テレビの13.0%(同97,700円)。 □BCNのホームページ ( 2009年2月9日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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